また今日も君に夢中 2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ






























「うまっ」


俺の作った夕飯をうまそうに頬張る大野さんを見ていると、幸せな気持ちになった。


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「よかった。今日の、初めて作ったから」


「カズのメシうまいよ…弁当だって、今日もひやかされちゃった」


思い出したのか、大野さんはふふっと笑う。


「相葉さんでしょ」


「そう。あのニノがこんなの作るなんてね〜って」


幼なじみの相葉さんは大野さんの同僚だ。俺も一ヶ月前まで同じ職場で働いていたから、光景はすぐ目に浮かぶ。


「そういや、翔くんが異動してくんだって」


「え…しょ…櫻井さんが?」


久しぶりに聞く名前にドキドキした。



櫻井翔。



心の中で呟くと、まだ甘い響きになって戸惑う。


俺の新入社員のときの教育係。




そんで、



俺の…初めての…





でも、それは大野さんには秘密だ。



「翔くんね、出世しちゃって部長になんだよな」


「じゃあ、大野さんの上司になんの?」


大野さんは頷いて、ふふっと笑った。



ますます、翔ちゃんのことは黙っておかなくちゃ…



「変な感じだよな」


「それは…」


大野さんは年次的には翔ちゃんの1個上だ。



年下上司かあ…



「やりづらいね」


「ううん。翔くんのがつらいよ。おいら、昔の翔くんも知ってるし、やりづらいんじゃね?」


大野さんは苦笑いを漏らした。翔ちゃんは数年前まで大野さんと同じ部署で働いていたけれど、あるとき支社のある東北に転勤になった。


「そう…」


大野さんは優しい。
自分が年下上司の下で働くことよりも、年上部下を持つ翔ちゃんのことを考えてる。



というか、大野さん自身はそういうの気にしない人なんだよね…



無欲なのに課長になったのは、そのスキルの高さによるところが大きいんだろうな…



「大丈夫だよ?だっておいらにはさ」


大野さんは一旦持ち上げたビールのグラスをテーブルに置いて俺を見た。


「カズがついてるからね」


ふわっと微笑まれて、どきん、となる。


「ね、味噌汁ある?」


「あ…あるよ」


大野さんの笑顔に見惚れていたから、俺は慌てて椅子から立ち上がった。