Be My Baby 30 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ


























信っじらんねぇ…



なんで、



大人のときの記憶はなかったのに、



子供のときの記憶は残ってんだよ…





俺は半ばうめきながら、ソファから身を起こした。
















Side N







仕事を終えて、大野さん家に帰ってきて、ついソファでうたた寝しただけだ。何も、特別なことはしていない。



だけど、目覚めたら、俺。



しかも、



子供のときの記憶、全部ありやがる…



大野さんの家のリビングは、あるじがいないとしんとして、ひとりだとだだっ広く感じた。



ひとりきりなのに…思い出すと、恥ずい…



勝手に顔が熱くなって、俺はひとりで焦った。



なにあれ…



やりたい放題じゃん…子供の俺…



泣いたり、

ワガママ言ったり、

おーのさんに甘えたり、



「おーのさん好き」とか言ってみたり…



あげくは「おやすみのチュウ」だの「コイビトのチュウ」だの…



しかも昨日…風呂であんなこと…




大野さんの手の感覚が蘇ってきて、またかーっと頰が熱くなってきた。




どうしよう…



子供だったのに…



キスしただけであんななるとか…



俺、大野さんのこと、好きすぎんでしょうよ…



思い出すと体まで熱くなりそうで、俺は自分の体を抑えようと両手で自分の腕をぎゅっと抱きしめた。




それに、大野さんも…



子供の俺を抱きしめてキスしたり、


風呂であんなことして…



『おいら以外と…こんなことしちゃダメだかんな?』



って…牽制するとか…









子供になっちゃう前、



俺、大野さんが浮気してんじゃないか、とか余計な勘ぐりしてたけど…





あの人…俺のこと、



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すげぇ好き…だよね?






女のとこに行きたけりゃ、何もわざわざ、シたくなるのを我慢しながら、子供の俺を預かる必要なんてないから…




俺は、ベッドの上で口づけをしては、子供の俺を熱く見つめる大野さんを思い出した。




そう、大野さん、子供の俺を前に、我慢してくれてた…



あんなに、俺のこと欲しがってたのに…




子供になる前、ふたりで過ごした夜のことを思い出した。






なのに、あの電話…



子供になる前の日の、ふたりでした電話の会話が蘇ってきた。




我ながら、ひどいこと言った…


あんなこと言いたくて、電話したわけじゃないのに。






会って、謝んなきゃ。




早く、会って、抱きしめて、



いっぱい謝って、そんで…






テーブルに置いたスマホにメッセージが来ているのにそのとき気づいた。大野さんからだ。



翔ちゃん家に行け、か…



夜中までひとりだと、俺がさびしがると思ってのことだろうか。もう大人に戻ったから、その必要はない。





それとも、


やっぱり本当に、俺がいない方がいいんだろうか。ひとりの時間がないとダメっていつも言ってるし。俺がいると、気をつかうだろうし、いろいろガマン…させちゃうのかもしれないし…









ああ…





でも俺、







会いたいよ。







大野さんに会いたい…











俺は、スマホ画面に大野さんの番号を表示させると、次の瞬間にはもうタップしていた。