Hello!!
ドラフトまで一週間を切りました。
全体１位はどちらか、といった話題で今は持ち切りですが、カリフォルニアのスターという事を根拠にLAがゴフを指名するという理由で指名が濃厚とされるカーソン・ウェンツに関して気になる話を聞きました。
ウェンツの出身であるノースダコタ州は、僕の出身地である岐阜県顔負けの田舎であり、全米の州では48番目の人口67.2万人（日本の人口最少の鳥取県よりは多いけど、熊本市よりも少ない）という僕から見れば親近感の沸く土地であります。（ちなみに、僕の生まれ育った洞戸村「現在は関市」の人口は約2300人）
で、そんなところの高校でヒーローになっても大して注目されず、まともな大学からオファーも貰えないのは仕方のない話です。
問題はその先で、例えFCSでも結果を出せばマイナー校のスーパースターに興味を持ったFBSの大学から声が掛かり、FBSでプレーするチャンスはあったはずです。（声が掛からなかったのか、ウェンツが地元を出たがらなかったのかは不明）
ノースダコタ州立のFCS５連覇というのは紛れもない偉業で、ウェンツがそのFCS最強チームのエースQBとして２連覇に導いたのも事実ですが、プロ予備軍である強豪校との対戦経験がない（パクストン・リンチはオーバーン相手に撃沈して評価を下げました）だけに能力的には一級品（学業面でも優秀であり、フットボールに関して頭もいいはず）の可能性があっても、それ以上に自分がこれまで対戦して来た相手とは段違いの連中が揃ったフィールドでやれるのか？
ウェストブルックだってFCSのビラノバから大学からプロまでフィラデルフィアのスターであり続けた訳だし、ウチに関してもハイズマンQBを２人も揃えて結局７勝止まりだった去年はどうだったのか、という話なので大学時代の実績云々に疑問を持っても始まりませんが、ウェンツは単なる指名候補以上に不確定要素が多いんですよね。
それに、23歳（12月には24歳）とルーキーとしては高齢でありチームが勝負を仕掛ける２年後のプレーオフには26歳となっています。
素材型を１巡で指名して１～２年育てるなら22歳になったばかりのリンチの方が若くまだ伸びしろがあるとの指摘があるのも事実です。
今はLAがゴフを指名する前提で、こちらもウェンツを指名するという事を想定して書いています（勿論、QBが逆になる可能性もあります）が、ネガティブな事を書いても仕方ないし、答えが出るであろう２年後に期待するしかありません。（ちなみに、ゴフは手が小さいのが不安という指摘もありますがそれが指名やプロとしてのキャリアにどう影響が出るかは不明です）