今週末モントリオールの375周年を記念してフランスのナントから巨人がゲストとしてやって来た。
巨人といっても全て廃材で作られたマシンで、複数のスタッフが手動と電動にて巨人を動かすといったもの。
見た感想は、機械とは思えないような顔の表情や動き方で、まるで本当に自分で動いているかのよう。
そして面白かったのが、中華街のゲートを空中を飛んで通過するというもの。
その為に大型クレーン車まで使ってとっても大掛かり。
なんとモントリオールに在住の日本人作家さんがフランス語で小説を出版してた。
Aki Shimazakiさんの作品は決して日本語小説をフランス語に訳したもののではなく、彼女自らがフランス語で執筆したというもの。
複雑な言い回し等はほとんどなく、フランス語を勉強している人にも読みやすいのでお勧め。
タイトルも日本にちなんだ植物や鳥などの名前が多く、ぱっと目をひいた。
気になって彼女に関する記事を調べていたら、以下のサイトを発見。
なんと処女作はフランス語を勉強して4年で執筆したんだとか。
内容もかなり現実的で日本の文化や歴史、風習が組み込まれていて、とっても読みやすい。
文章も簡潔だし、連続小説だけれど作品毎に少しずつ主要人物が変わり、一回シリーズを読んだ後に再度読み返したくなる。
実は私今まではフランス語の小説を勉強がてらにしか読むという認識しかなかったので、毎回毎回途中で放棄していたんだけれど、
これを読み始めてすぐ自分が主要人物となったかのような錯覚に陥り、気づけば一冊読み終わっていた。
一冊といってもそんな分厚い本でなく、訳100-150ページ程度の単行本。
今では毎日の通勤時の日課になってしまってもう5冊目を終了してしまった。
高校時代にはまっていたフィクション小説に勝るものかもしれない。
是非モントリオールにいらっしゃるなら一度お会いしてみたいなー。