お元気ですか?
ひと昔前まで、ラスベガスの食といえばバイキング、というくらい、ラスベガスには安いバイキングが溢れていました。
マフィアがラスベガスを牛耳っていた時代の話です。
ホテルはカジノで儲かっていたので、ホテル経営のレストランは、タダ同然の値段で客寄せしていたんですね。
食べ放題というコンセプトも、当時はまだ珍しかったといいます。
ラスベガスの食事情が変わったのは、90年代でしょうか。
ベラジオがオープンしたのは1998年で、私がハワイからロサンゼルスに越してすぐのことでした。ベラジオが質の高いバイキングを20ドル以上で提供した時には、バイキングに20ドル!とぶっ飛んだものです。
今は昔の話になってしまいました。
評判のシーザスパラスでは、今や50ドルを超える世界。
90年代に入ると、セレブシェフがこぞってラスベガスにレストランをオープンさせ、今では総じて、ストリップのレストランは高い、という現状になってしまいました。
そんな中でも頑張っているのは、ローカル対象のホテルです。
ローカルをターゲットにしたホテルは、得てして場末のイメージがありますが、例外なのがレッドロックリゾート。
昨年まで、家を探しに来ていた当時は、レッドロックを拠点にしていました。ステーションカジノグループの高級ホテルという位置付けなので、部屋もストリップの高級ホテル並みの豪華さ。
昨日の花火のお話にもご紹介した通り、オープンしてまだ10年。大きなプールはもとより、映画館からボウリング場まで完備しているので、ここに住むようになってからでも、何かとお世話になってます。
ここのバイキングが超オススメ。
まず料金がとっても良心的で、
これは、プレーヤーズカードであるボーディングパス所持者用の料金ですが、誰でもすぐに作れるので、ギャンブルをするしないに限らず、1枚作っておくとお得です。
看板にもありますが、ラスベガスのベストバッフェに選ばれたお墨付き。
オススメは、サンデーブランチかディナーの14ドルの分。ランチは4ドルの差で、内容が結構落ちて、ビーフがメニューから消えてしまうのです。
ディナーが始まる4時前には、すでに長蛇の列。
各国料理が食べられるようになっていて、この広さ。
アメリカでヘルシー食の頂点に立つケールのサラダも。
ランチにはないのが、このプライムリブ。
そして、例外なく食べ過ぎてしまうのが、デザート。
ソフトクリームから、
バーベキューコーナーのほうれん草のクリーム煮は、下手な高級レストランより美味しいし、セイロに入ったミニ豚まんやスープだって各種揃っているのです。
これで食べ過ぎないワケがない!
毎回、目に見えてポコンと飛び出たお腹を、「苦しい~」と言いながら抱えて帰るのも毎度のことです。
わかっちゃいるけど止められない…。
私のようにしょっちゅう行って、わずかな額でもギャンブルしていると、ホテルから毎月いろいろなプロモーションの案内が郵送されます。
その中には決まって、バイキングの2人目無料クーポンが付いてきます。
で、昨日はそのクーポンを使ったので、実は2人で14ドルだったのです!
ウッソ~!というお値段。
ひと昔前のラスベガスが、今も息づくローカルホテル。
レッドロック通い、止められません。
では、お元気で!
Have a nice day!