劇場のお風呂 | ミギオダイアリー

コロナ禍の中、私は、自身の夢を考えてみた。
芸の道に身を投じて、もう何十年も前の話だけど、
当時、
私の目標は、

「大看板になって、劇場のお風呂に入る!」

だった。
家にお風呂があるとか無いとかじゃなく。

たとえば角座はさ。
お風呂はね。大看板しか入れないの。マスコミの売れっ子でも、芸が追いついてないような人は、遠慮しなくちゃならなかったような?
そして大看板はね。
偉そうにね。出番前と出番あとと、ご丁寧に2度も入ってただよ。
で、若手やら未熟者、万年三番叟はね。
汗びっしょりかいて舞台降りてもね。
使わせてもらえなかったんだよ〜。(/_;)
※ わからないようにコッソリ入ってる人もいた。

夢。。。外車を乗り回す、とか、テレビで人気者に、とか、
そんな事じゃなかった。

「劇場のお風呂に、堂々と入ってみせる!!」
だった。

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今の子、わかるかなあ?


月日は流れ、劇場は次々と無くなり、
新たにできた劇場も、お風呂が無い所が多々。。。だもんね〜。
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