622日目 「永平寺」 | USKの旅日記

USKの旅日記

26歳からの青春の記憶


2017.3.31
鯖江市(福井)→福井市(福井)



北陸旅のハイライト、永平寺。曹洞宗の大本山だ。いつか、M氏宅に座禅をしに行ってから、訪れてみたいと密かに思っていた。

座禅とは、心をリセットする。日常でまとわりついた色々なしがらみや思念から自身の心を解放し、ニュートラルな状態にもっていくツールだと思う。行ってみて感じたのは、無駄なものが一切ないシンプルの極にあるこのお寺は、そうした精神修行にもってこいだということ。それから、そういった環境に身を置く事への強い憧れだった。

永平寺は、今から770年前に道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場。道元禅師は、1200年に京都で生まれ、14歳の時に比叡山で出家、24歳で中国に渡り、厳しい修行をした後、「坐禅」を受け継いで帰ってきた。初めは京都に道場をつくったが、波多野氏の要請もあり、越前(福井県)に移って永平寺を開いた。



吉祥閣

500円を払って入門。





寺院の建物のことを一般に伽藍(伽藍)と呼ぶ。この中の特に日常の修行に欠かせない7つのお堂を「七堂伽藍」といい、山門、仏殿、僧堂、庫院(くいん)、東司(とうす)、浴室、法堂(はっとう)から成る。僧堂、東司、浴室は三黙道場といい、一切の私語は禁止されている。


仏殿









法堂





承陽殿







大庫院



浴室



山門



吉祥山永平寺の命名の由来が記された「吉祥の額」







祠堂殿・舎利殿











寂光苑



お土産😁




傘松閣(さんしょうかく)2階には、156畳敷の大広間がある。1930年建築当時の天井絵をそのまま修復した、別名「絵天井の大広間」である。天井絵は230枚あり、当時の著名な画家144名によって、花や鳥を中心に描かれている。








雲水(修行僧)の生活

坐禅
修行の根本。背筋を伸ばして姿勢を正し、静かに息を整えて坐れば、心も自ずから正しくなり、み仏の徳がそなわる。

朝課
朝の坐禅が終わると、法堂で朝課(朝の読経)が1時間あまり行われる。

行鉢
行鉢とは、正式な作法に則り食事を頂くこと。永平寺の食事はいわゆる精進料理と言われる菜食で、食事も大切な修行となっている。

作務(掃除などの労働や作業)
永平寺の修行の中心は坐禅だが、それだけではなく、坐禅の精神を日常生活に展開していくことこそが大切とされる。つまり、毎日行われる廻廊掃除などの作務は、いわば「動の坐禅」と言えるもの。


坐禅体験(500円)の内容は前にM氏にお寺でおしえてもらったのと全く同じ。でも、やはり結跏趺坐は勿論、半結跏趺坐(はんかふざ)すらできない。日本座りでもいいみたいだけど、悔しい。膝が浮いてしまう、、。慣れなんだろうか?眠くなってきたら合掌して警策で叩いてもらう。





参照: 曹洞宗公式サイト・曹洞禅ネット


お寺前の郵便局にて葉書を書く。局員の方が、コーヒーを出してくれた😊🙏ありがたい。







久々に洗濯✨





天気:晴れ時々雨
走行距離:43.9km
ネカフェ泊