なおの病気④ | ふたごシーズーゆう・なお日記

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2009.4.30生まれの兄弟です。
ゆうは心臓弁膜症、肺高血圧症にて、2017.9.18に天使になりました。
これから、なおの治療記録としてこのブログを残していきます。


手術を決めた1月10日の次の日から、

急激にオメメの調子がよくなったなおちゃん。

毎日、毎日、本当に綺麗なオメメで。

痛みもないようで、オモチャでもよく遊び、

それはそれは、毎日ごきげんに過ごすことが

できていました。


私の心は揺らぎまくりです。


1週間経っても、こんなに調子が良いのなら

このまま点眼薬で過ごしていけないの?

こんなに調子がいいのに、

リスクのある手術をするの??

本当に本当にいいの???


ワンコには選択権はありません。


すべてが飼い主次第。


なおは、何を望んでいるんだろう?


一番いい選択肢は??


後悔だけはしたくない。


毎日、毎日、悩みに悩んだ結果、、、


一旦、

1月18日の手術は見送ることにしました。


手術はキャンセルしましたが、

診察はしていただきました。


この日の眼圧。

右12 左18。

しっかり平常値の範囲内でした。


この日から、緑内障の手術を含め、

対処法を さらにより詳しく調べ始めました。

主治医の先生も友人の眼科専門医に

なおのことを相談してくださると仰られ、

そちらの先生となおの治療方針を

決めてくださることになりました。

とても心強く思えました。





以下、

先生からのお言葉と私が調べた内容です。



まず、緑内障になった場合、

まだ視力が残っている子と、

もう失明してしまっている子とでは、

治療の選択肢が変わってきます。

視力がまだ残っていれば、

【全房シャント挿入術】
白目の奥にチューブのような物を埋め込み、そこから水を排出する方法。
※詰まる可能性もあり、再手術も考えられる。


【レーザー毛様体光凝固術 】
毛様体という部分をレーザーで凝固壊死させて、産水を抑える方法。
(簡単に言うと眼球内のお水が出てくる蛇口を閉める。)
※一度のレーザーで効果が出ないこともある。
※再発するので、2、3年おきに再度レーザーの必要がある場合も。
※失敗すると、眼球内出血を起こしたり、眼球萎縮が起きたりする。




失明している場合は、

【眼球摘出手術】
術後、抜糸さえ済めば治療は終わり。
しかし、まぶたごと切除するため、傷が大きく身体への負担も大きい。
※術後のこまめなケア(点眼等)が難しいワンコや飼い主さんには、こちらが最善。


【義眼手術(シリコンボールインプラント)】
眼球内部のみを取り出し、シリコンボールに入れ換える手術。
2週間程まぶたを閉じておき、その後 抜糸が済めば見た目は元通りのオメメになります。
(眼球内出血していても少しずつ元に戻る。)
※眼球摘出手術より身体の負担も軽く、術後の経過も良いが、ドライアイ予防で点眼が必要。


【ゲンタマイシン注入術】
眼球内へゲンダマイシンという薬品を注入して、水の生産を抑える処置。
※一番簡単な方法ですが、加減がとても難しく、眼内炎、眼球が小さくしぼんでしまう眼球萎縮 等多い。



当初、レーザー治療も、

選択肢のひとつにしていましたが、

効果が出なかった場合には

複数回行わなければいけないということ、

副作用も怖い等の理由と、

先生方の意見で義眼手術が

一番良いとの判断があり、

なおが行うとすれば義眼手術になることが

決まりました。


つづく。