数え唄の女将 | 長谷川ゆうりのブログ

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晴れときどき曇り^m^

一昨日は我らが女将、市村涼子さんの千穐楽でした。彼女もまた長ーいお休みに入ります。

MC枠と呼ばれるこのポジション、私が初めて安宅丸で任されたのはこの役でした。
だから手に取るように分かるんです、ただでさえ凄い責任がのしかかるのに、女性がこの役やるって男性の何倍も大変だと思ってます。

それをさらに自分でリスク重ねてまで、国境超えたおもてなしサプライズを仕掛けたのが涼子さん。


安宅丸の催し物の最後は、必ず3・3・7拍子をみんなで叩いてお互いを称えあうナンバーで締めくくります。
でも3・3・7拍子って海外の人はハテナで、馴染みがありません。
英語で意味を説明することはできるけど、どうしたらもっと一緒に楽しめるか考えた涼子姐さん、、出た答えは、
それぞれの国の言葉で数えながら3・3・7拍子やる!!!びっくり

凄いですよ、乗船してきてひと通りお客様とお話しして情報を集めて、そのあと調べて覚えて…
ロシア語、ドイツ語、ギリシャ語、中国語、ベトナム語、タイ語……などなどなど、覚えた国は確か11カ国と言ってました。  
千穐楽の日は、中国語・ドイツ語・ギリシャ語でやってました。



1・2・3・1・2・3・1・2・3・4・5・6・7!
母国語でこれが聞こえてきたお客様、見る見るうちに驚きと喜びにあふれた顔になって、必ず拍手。  千穐楽の日に至っては、日本人のお客様からも拍手喝采が起こりました。

ふと、池田綾子さんの「数え歌」という歌を思い出しました。歌詞の中で、

♪ 1・2・3・4・5・6・7
あなたの声が歌になる

世界中にある数を いっしょに数えたらいいね
あなたの国の数え方 歌えばほら笑顔になる〜♪


といって、そのあといろんな国の言葉で1〜7まで
数える歌なんですが、まさにその通り。

1枚目の写真は、涼子さんがみんなの為にノートに書き残しているところ。
いつかこっそり覚えて挑戦してみたい^ ^

涼子さんロスはなぜか次の日がピークで、新演目の稽古前になんだかとても寂しくて泣きそうになってしまったのですが、
次シーズンのメンバーのパフォーマンスの凄いエネルギーに元気をもらい、奮い立ちました。

今シーズンの最後の四日間、連投だったのですが毎日違うキャストと組ませて頂き、千穐楽を見送りました。加えて本番前に稽古もあったので、
今日の朝からのゲネはかなりキツイのですが笑い泣き

明日はもう新演目の初日です!!
止まってる暇なし、みんなのエネルギーに置いてかれないようにエンジンかけなおして、走らねば。

船が一番盛り上がる夏、皆様どうぞよろしくお願い致します。