原子炉再運転反対の理由をいま色々と調べています。どうしてあんなに反対するのか私には訳がわからなかったからです。
調べていきますと、その答えは
「原発は余りにも危険すぎる、一歩間違えれば全人類の命を奪ってしまうから」というもの。
もう一つの理由は
「人類は核廃棄物の確かな処理技術を有していない」と言うもの。
そして
「政府が信用できないから」というもの。再稼動ＯＫと言う結果が信じられないというもの。
まだまだあるでしょうが、以上の理由で、
「この問題は経済的問題以上のこと」で、
「原発から脱却できなければ子々孫々にまで放射能をため続け、やがて地球上を放射能漬けにしてしまう事態をどう考えているのだ。」というものでした。
以上の問題は程度の差はあれ、だれもが感じていることです。原子炉が一度事故を起せば取り返しがつかないとは何度も言われてきた事です。何十年前から言われてきました。
上の理由は正当な理由となります。
でも、原発の再稼動は国民生活が壊れてもしてはいけないという意見なのでしょうか？就職が決まらないとか、リストラされるおそれなどを越えた問題なのでしょうか。それほど原発は危険なのでしょうか？
たしかに、危険は分かるけど、「全人類の命を奪ってしまう」とか「地球上を放射能漬けにする」と言うのは、明らかに原発廃止の理由付けの宣伝文句（プロパガンダ）の臭いがしませんか。
今回の福島原発の大きな事故が起こりました、でもそれによる死者な何人出たのでしょう？
核廃棄物がどれだけたまっているのかは知りませんが、地球を放射能漬けにするでしょうか？何年後にそのような放射能漬けの状態になるのでしょうか。
再処理技術、地下埋蔵施設とうの一時しのぎの方策しかいまはありませんが、
これらを考えると、明らかに、何かの魂胆があって、誇大標示、宣伝をしているとしか考えられません。
今の日本の経済状況を考えれば、
その答えの一つとして、再稼動して活断層とかの地震の影響を許容範囲にまで押さえ、古い原発を廃炉にして、残りの再稼動を早急に行い、新しいより安全な最新の原子炉を建設すべき、と言う事が考えられます。
その時には当然、安全システムの構築が欠かせません。事故を起しては何にもなりませんから、想定外を想定して対策を講じるべきです。今までの安全システムはあまりにもお粗末過ぎました。原子力は確かに扱いづらいエネルギーですが、危険を理解して使えば致命的な事故に至る確率はかなり低く抑えられるはずです。今まで以上の安全対策は可能です。それが技術力です。だから人類を壊滅させる心配はほとんど考えられないと思われます。
この答えと同時に、核廃棄物処理問題。この問題は日本の再処理工場もうまく行っていないし、廃棄物地下埋蔵計画ぐらいでしょうか。何（十）万年ほど保管しないといけないと聞きます。だから、全世界の技術者が解決しなければならない問題です。将来解決できた時点で埋蔵物を再処理するしか言い考えは思いつきませんが、人類の知恵は解決してくれると期待します。
そして、代替エネルギーの開発を国の政策として今まで以上に行なうべきでしょう。
なぜなら、原子力に代わる安価で品質のいいエネルギー源があれば、全ては解決されるのですから。これも多くの科学者が頑張っているはずです、上の処理技術問題とどちらが早く解答が出るか。
このように考えると、原発再稼動反対を叫んでいるのは、必要以上に危機を煽り立てるグループか、生活不安を考える必要のない隠居か金持ちの道楽、暇人の時間つぶしとしか思えない。
就職が決まらない、リストラの声がかかるかも知れない、いつ会社が倒産するか分からない、この様な境遇の人たちの事を切り捨て、日本の産業がどうなってもいいと考えている人たちのように思われますがいかがでしょうか？
結論として、日本社会を少しでもよくしようとすれば、安全第一で原子炉を稼動させ、原子力に変わる代替エネルギーをはやく見つける。それまでは原子力を使う、これが常識的な選択だと思われます。
そして、声高に叫ばなければいけないのは、この条件の下いかに安全を担保するかであると考えます。