ドイツに完敗後に迎えたスイスとの順位決定戦。今日負ければ、7位となりモントルーの全日本は終わります。勝ってブラジルとの戦いを得てほしい。
スタメンは、またもや佐藤美。感謝しないといけないです。これで4試合スタメン出場。結果が欲しい。そして白垣、関、庄司も。
■モントルーバレーマスターズ(スイス・チューリッヒ)
--順位決定戦--
日本 〇3-0 スイス(25-17、25-16、25-19)
※クリア動画は、こちら
第1セット、白垣、庄司のブロックもあり、5-2リード。今日は体が動いています。スイスは欧州バレーでミスも多いので、変なことをしなければ十分に勝てる相手。
またもチャンスボールでおそらくリベロの筒井が声を出しているにもかかわらず、今村が横から衝突。今村は他人の意見を聞くタイプなんだろうか。何回も同じミスをするこの習性は本当に良くないです。前衛なのだから、助走に集中し、ベストのスパイク体勢を作る努力をすべき。今村がコートinすることで、けが人が出ないか心配になります。佐藤美のドリブルで8-6。庄司のワイドで9-6。しかし2枚来てます。続けて庄司のトランジションBで10-6。
ただ今村はスパイクは非常に上手さがあります。きっちり高い打点から相手の指先を狙う、エンドラインに打つ打ち方ができているので、ツボにはまればかなりの球威のスパイクが打てる。
白垣のこの試合初めてスパイクがレフトから決まり13-8。関のトランジションB2連続で16-8と大量リード。強気な攻めがめだちますが、MB陣に2枚ついてきてるので、それを意識して今後ゲームメイクしてほしい佐藤美。
●トランジションで2連続同タイミングのBを使う佐藤美
1本目はいいとして、なぜ2本目も同じタイミングでトランジションからの縦のBを使ったのか！？どういう意図なのかが知りたいです。
(画像1)第1セット14-8の場面で、チャンスボールが来た時に、佐藤美は迷わず関のBを選択し決まる。しかしスイスはブロックシステムは発展途上ですが、2枚ついてるんです。
(画像2）
同じく第1セット15-8の場面でもまたチャンスボールが来て、同じようなタイミングで同じ位置から、また関のBを選択。
なぜ2本目も同じタイミングで同じ位置で、この選択をするのかが？？？です。スイスは2枚来ていて、確かにテンポ的には遅れているんですが、スイスには関の速攻のタイミングならば問題ないと判断したのか？それとも単なる使いたかっただけなのか？
使うならばAに入るとか、ポジションや場所を動かした位置での速攻に関が入ってほしかったのもありますが、ここで使える佐藤美の心理が知りたいです。
おそらくアメリカならば、2本連続で同テンポ、同位置ならば、完全に被ブロックだと思います。自分から判断すれば、ミスに等しいゲームメイクの仕方だと感じます。
佐藤美はフォームがわかりやすく、上げる前に相手に分かってしまうセットアップ。自分に必要な事項をまとめて、今後の課題にしてほしいです。白垣のライトストレートミスで16-10。今までの動きや貢献度を見ても、なぜ白垣が全日本召集されたのかが、不可解です。スイスのつなぎミス連発で20-13。高田が見えない部分でいろんなカバーをしてゲームメイクしてます。ミスが少ないいい選手です。
佐藤美の連続サーブエースで22-13。これでリラックスしてプレーができるといいんだけど。高田の軟打で24-16とSP。高田は1枚の時は確実にコース打ちで抜き、2枚来たらリバウンドなど絶対にミスにならない打ち方を努力しているのがよくわかります。これまで何万本、それ以上打ってきた経験がなせる技だと感じます。高さがないだけに、今後190㎝クラスが2枚揃った時にどうするかです。
高田5、庄司3、今村3、白垣2、関2、佐藤美2
日本はサーブが走り、ブロック得点が出ると自動的にゲームは優位に進んでいる証拠。スイスは変な打ち方はしてこないので、しっかり跳んでブロック点を増やしたい。
第2セット、スタメン変わらず。序盤から庄司のサーブが走り、4-0。もったいないのはフェイントに対するお見合いや衝突系が多いので、誰がどこを取るのか、毎ローテチェックしてほしい。高田の連続ミスやつなぎのミスで4-4。
高田はOPの方が機能するように思えます。今日はレフトWSに入りましたが、やはりハイセット2枚はきつい。OPでのレセプションアタッカーが最もミスも少なくつなぎもできるので、チームが機能しやすいと感じます。後はライトからのコース家も上手い。佐藤美がもう少しボールの下に早く入れるといいんだけど、踏ん張れ！焦らずに丁寧に上げよう。ここで大きい白垣にサービスエース、高田のライトブロック7-4。関のブロック、今村のトランジションミドルBSで9-4。1つ1つを丁寧に確認しながらプレーすれば問題ない相手です。
どうも佐藤美はミドルBSのトスワークが好きなようです。今村に連続であげましたが、タイミング合わずに被ブロック10-6。外(サイド)を使って決めてから、ミドルを使うならばいいんですが、ミドルを使って、更にミドルだと相手MBの感覚では頭の中にミドルの印象が残ったままなので、ブロックしやすいと思います。もっと世界一を獲るための駆け引きが欲しい。
●またもや2連続で同位置、同テンポのミドルBSを使う理由は？
（画像1)第2セット9-4でチャンスボールがくると、迷わずミドルのBSへ。コースもライト側へ打つような素晴らしいトスだったと思います。この攻撃は非常にきれいで美しい。
(画像2)
問題はここから。高田がレフトでディグをしたボールを、またもや今村のミドルBSへ。今村もまさか2連続でくるとは思ってなかったのか、助走が間に合わず苦し紛れのフェイントへ。ここはなぜ2連続、しかも同位置、同テンポの今村のBSを使うのか？疑問が残ります。
高田がディグをしたことで間に合わないと思ったのか？ただ前のポイントでもスイスは2枚今村のミドルBSに来てるのにも関わらず、またも同じ攻撃を仕掛ける。
この傾向は、NECの松浦麻や岡山の宮下にもよく見られる傾向で、190㎝以上クラスがごろごろいて、少しジャンプしただけでもかなりのブロックになる時代には、同テンポ、同位置での2連続攻撃はタブーだと感じます。
この辺りが、相手を見ながら、味方を見ながらしっかりプレーしているのか？と疑問がつくゲームメイクです。高田はディグはしたものの、十分な体制でレフトに間に合っていたので、目先を変えてレフトを使ってよかったと思いましたが、佐藤美ならではのトスワーク。ん？と思ってしまう使い方でした。
13-8のポイントも同じく、関が全ポイントでコンビが合わずフェイントミス、更に続けてLを使い、被ブロック13-9。交代した井上がいきなりサービスエース15-9。ただ2本目、3本目はリベロにサーブがいってしまい、川北コーチがベンチで怒ってました。それをヘラヘラと笑ってベンチ奥に行く姿が、大学生の現状かなと感じます。高田→高橋、スパイクを決めて、ようやく前面に笑顔の高橋が見れた。このムードです！21-12 ちょっとトスが短いですが高橋レフトストレートで22-14。どうしても使いたがるミドルのBSの佐藤美。ブロックがサイドに寄ってるならばいいけれど、確実に1枚はマークしているので、レフト、サイドで振りたい。
最後は庄司がトランジションLで25-16。
高田8、庄司7、今村7、白垣6、関4、佐藤美2、高橋2、井上1
第3セット、今村の連続サービスエースで3-0。佐藤美のトスは全体的に低く、短い。だからアタッカーがコート外からというより、前もって中に入りながらトスの短さを予測して助走に入ってる気がします。もう少し丁寧に上げられるといいんだけど、精いっぱいだろうな。特にライトとか白垣が中にブロードしながらやっと打ちぬいているのを感じます。チェコのハブリチコバ並のメガトン級のスイスのエースですが、ヴィガーの連続サーブ、スパイクで13-12。高田をベンチに下げると、どうしてもディフェンスやつなぎが下がり、こうなってしまいます。
白垣の連続サービスエースで16-12。関のブロックで18-13。高橋のサービスエースで19-13。高橋が狙われ、レセプションが連続でCパスを今村が連続ミス。更に高橋のレセプションミスで19-17。正直、高橋は今季難しい。これだけレセプションで乱れると計算できない。スパイクでも辺りが今一つなので、今季もう一度レセプションという技術を基本から見直してほしい。弱気になると、今季は引きずってしまう高橋。成長を期待しているだけに残念です。川北さんが不機嫌そうです。庄司は岡山的な攻撃をしますね。ネットに非常に近く、高さというより空いた空間を作り、そこに押し込む(打ち込む)形。
最後は今村のサービスエースで25-19で3-0ストレート勝ち！よし、ブラジル戦がいよいよ明日です。
ブラジル戦のライブストリーミングは
http://www.laola1.tv/en-int/live/match-for-5th-place/185819.html
※日本時間6/1(日)18時開始なので、見れると思います。
最終日こそ、ベストメンバーで臨んでほしい。
今村、高田、大野
平松、藤田、井上、L筒井
が一番安定して、チームワーク的にも攻撃的にもいいと思います。とにかくいい試合がみたい。身長もさほど変わらないブラジルとの対戦。何か違って、何ができて、何ができないのかを最終確認してほしいです。
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