う~む…当日券ありとの…。

行きたいなぁ…。

明日は立ち見のみだけど、千穐楽が観れると…。

お金あったらいってたな…。

次の機会には、チケット2日分とろうかな?

新宿版千一夜物語も2回観たんだし。

そのくらいいいんです。

と、言うことで表題の話。

昨日、池袋の東京芸術劇場に

Project Nyxさんの舞台

人魚姫

を観にいってきました。





人魚姫は、有名なアンデルセンさんの人魚姫です。

それを鬼才、寺山修司先生が描くとどうなるのか?

非常に興味がそそられて、必死でチケット代捻出しました(笑)

その苦労は大正解でした!

すっっっっごく良かったです!!!

すっごい美しくて、

すっごいかわいくて、

すっごい華やかで

で、

すっごい切ない…!

ナニナニ!寺山修司ってこんな世界もつくっちゃうわけ?

これまでに観た寺山世界はグシャっとして、ドロッ!としてって、エログロとは、これか!なモノだったんですが(それがまたたまらなくよいんですが)

人魚姫は

キレイでかわいくて、

切ない。

野郎の牛めの目にもウルウルってくるくらいエモい世界でした。

突然小さいねぷたが躍り出てきたり、破れた障子が出てきたり、おっ♡と思わせる世界観もありましたが。

あと、美しい演奏、歌、舞、舞台の隅々…を超えて、会場内隅々まで血が通ってるような温度を感じて、

ずっとここに居たい!

って思えるような温かい空間でした。


「なみだってなあに? 人間が自分でつくる、世界でいちばん小さい海のことだよ。」

「人魚は死ぬとただの水の泡になってしまうが、人間は思い出を残すことができるのだ。」

「愛されることには失敗したけど、愛することなら、うまくゆくかも知れない。そう、きっと素晴らしい泡になれるでしょう」

こんなね…美しい言葉も編まれていてね…(;_;)

あとね、これは牛が勝手に思った事なんですが、

悲しい物語を作るのは、作る者にとっても辛い作業なんだよ。

せっかく自由に物語を編めるんだ、だったら登場人物がhappyになれる物語を編みたい。

でも、世の中な不条理、あらゆる真実の面を表すためにグッと踏み込んで悲劇を作るんだ。

それは作る者にとってもしんどい事なんだよ…。

って、寺山先生が言ってるような…って、勝手に思っただけかもしれないんですけどね。

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とってもとっても華やかで切ない世界。

この、かけがえの無い世界を生み出して、魅せてくれた

寺山修司先生に、

Project Nyxさん

に、最大限の

ありがとうございます。

を。

またステキな世界を観せて下さい◎◎◎