ゆずポン家
みゆちぃ「朝だよ～」
ゆずポン「…」
みゆちぃ「起きろー」
ゆずポン「…」
みゆちぃ「寝た振りしても駄目」
ゆずポン「布団から出たら寒いもん」
みゆちぃ「ほーら、布団剥ぐよ？」
ゆずポン「やだやだやだ」
みゆちぃ「子供か全く…」
みゆちぃ「ストーブ付けてと」
ゆずポン「…」ぴくっ
みゆちぃ「ご飯用意してと」
ゆずポン「…」ぴくっぴくっ
みゆちぃ「ゆずが食べないみたいだから」
みゆちぃ「望月さん一人で食べようかな～」
ゆずポン「…」もぞもぞ
みゆちぃ「はいはい、早く出なさい」
ゆずポン「うん」
みゆちぃ「みのむしみたいにちょっとずつ出るな！」
ゆずポン「おはよう」にこっ
みゆちぃ「か、可愛いなこの…」
ピンホーン
ゆずポン「いらっしゃい！」
みゆちぃ「ただいま、暑いー」
ゆずポン「そう思って、はい」
みゆちぃ「アイスだ！ありがとう」
ゆずポン「食べて食べて」
みゆちぃ「うん」
ゆずポン「どう？どう？」
みゆちぃ「ありがとう、美味いよ」
ゆずポン「ほんとに？」
みゆちぃ「うん、本当に美味いよ」
ゆずポン「本当に本当？」
みゆちぃ「どうしたの？変だよ？」
ゆずポン「う、うん実はね…」
みゆちぃ「うん」
ゆずポン「手作りなんだ」
みゆちぃ「何と！」
ゆずポン「みゆちぃには作って貰ってばかりだから」
ゆずポン「喜んで欲しくて」
ゆずポン「良かった、喜んで貰えて」にこっ
みゆちぃ「可愛いな、こいつめ…」
またまた、ゆずポン家
みゆちぃ「ZZZ」
ゆずポン「良く眠ってるな」
ゆずポン「もうすぐ夕方か」
ゆずポン「つ、作ってみようかな夕飯」
ゆずポン「やろう！」
ゆずポン「焼けたかな？いや、もう少し」
ゆずポン「大きさはこれぐらいかな？」
ゆずポン「あーんもう、上手く出来ない！」
みゆちぃ「うーん…」
ゆずポン「あっ、静かにやんないとね」
一時間後
みゆちぃ「う、うーん」
みゆちぃ「もう真っ暗じゃん」
みゆちぃ「ご飯作ろうって…」
みゆちぃ「いい匂い」
みゆちぃ「ゆず？」
ゆずポン「…」
みゆちぃ「作ってくれたの？」
ゆずポン「うん…」
みゆちぃ「これはまた」
ゆずポン「食べに行こうよ」
みゆちぃ「何で？」
ゆずポン「こんなの美味くないよ」
みゆちぃ「食べてみないと分かんないよ」
ゆずポン「食べなくても分かるよ」
みゆちぃ「ふむ」ぱくっ
ゆずポン「だ、駄目だって！」
みゆちぃ「いやいや、美味いよ」
ゆずポン「嘘だ」
みゆちぃ「本当だって」
ゆずポン「…」
みゆちぃ「確かに見た目は悪いけど、美味いって本当に」
ゆずポン「///」ぐすっ
みゆちぃ「照れてるのかなー？ん～？」
ゆずポン「照れてない///」ぷいっ
みゆちぃ「可愛い奴め～」なでなで
みゆちぃ(ありがとう、ゆず)
酔っ払い
みゆちぃ「ゆず、飲み過ぎ」
ゆずポン「だって～」
みゆちぃ「だって～じゃない」
ゆずポン「…」
みゆちぃ「何？」
ゆずポン「みゆも飲め」
みゆちぃ「飲んでるって」
ゆずポン「じゃあ、聞いたげる」
みゆちぃ「何を？」
ゆずポン「悩みだよ悩み」
みゆちぃ「別にいいよ」
ゆずポン「ほらっ、またそんな風にお姉さんぶってさ…」
みゆちぃ「絡むなら帰るよ？」
ゆずポン「ごめん」
みゆちぃ「…」
ゆずポン「…」
みゆちぃ「私は家族にもっと会いたいかな」
ゆずポン「…」
みゆちぃ「ごうくんにも会いたい」
みゆちぃ「でも、自分で決めた道だからね」
ゆずポン「えぃっ」ぺしっ
みゆちぃ「いったいな！何すんのよ！」
ゆずポン「そういうのはもっと皆に言うべきなんだぞ！」
みゆちぃ「…」
ゆずポン「わかったか？こらー」
みゆちぃ「うん」
ゆずポン「わかればいいんだ」ぐびぐび
みゆちぃ「あーそんなに飲んだら…」
ゆずポン「ZZZ」
みゆちぃ「あーあ、全くもう…」
みゆちぃ「仕方ない、助っ人呼ぶか」
ちゃんもも◎「あーあ」
みゆちぃ「家まで運ぶの手伝って」
ちゃんもも◎「わかった」
ゆずポン家
みゆちぃ「ぜぇぜぇ、やっと着いた…」
ちゃんもも◎「ほらっ、ベットだよ」
ゆずポン「ZZZ」
みゆちぃ「もも、ありがとう」
ちゃんもも◎「どういたしまして」
みゆちぃ「ゆず、帰るからね」
がしっ
みゆちぃ「ち、ちょっと」
ちゃんもも◎「ね、寝てるよね？」
ゆずポン「寂しい時は私の傍に居ろ馬鹿…むにゃむにゃ」
みゆちぃ「あんたは私の彼氏か？全く…」
ゆずポン「ZZZ」
ちゃんもも◎「きっと心配なんだよ」
みゆちぃ「仕方ないな」
ちゃんもも◎「とか言って満更でもない癖に」くすっ
みゆちぃ「そんな事ない」
ちゃんもも◎「私は帰るからね」
みゆちぃ「うん、ありがとう」
ちゃんもも◎「じゃあね」
バタン
ゆずポン「ZZZ」
みゆちぃ「そんなに握らなくても逃げないよ」
ゆずポン「みゆが眠れるまで握っててあげる」
みゆちぃ「起きたの？」
ゆずポン「うん」
みゆちぃ「ありがとう」
ゆずポン「うん」
終わり