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日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕されたというニュース…、こんなニュースが流れる日が来るとは夢にも思いませんでした。

 

ニュースでも報じられていますが、バブル崩壊後で赤字まみれになった日産を再建するなど、経営者としての実力は確かなのです。その点については何の異論もありません。

 

けど、これだけ優秀な人物がどうしてこんなことをやってしまったのか…、やるせない気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真は7月の松屋銀座で開催された「羽海野チカ原画展」の帰りに、銀座にある日産のショールーム「NISSAN CROSSING」で撮った写真です。

 

このブログを昔から読んでくれている人ならご存知かもしれませんが、アニメやBLといったコンテンツと共に僕はモータースポーツ(ひいては自動車産業)が大好きです。ゴーン会長は日産の経営再建の時に座間工場を閉鎖するなどのリストラを断行する一方、「スポーツカーは日産のブランドだ」とフェアレディZやGTRの開発を指揮しました。

 

「売れる車」は必ずしも「魅力あふれる車」とイコールではありません。会社全体の経営を優先して「売れる車」だけ作ってしまうと、同じような車ばかりが日産のディーラーに並ぶことになりますので、「ブランド力」は低下するのは必然です。ブランドを維持するという事を念頭に、スポーツカーの開発を指示する―、そういった「先を見る発想」があったのがゴーン会長なのです。

 

だからこそ、僕はこれだけの役員報酬を貰っていようとも「有能な人物なのだから」―、そう思っていたのです。

 

今、僕はこれ以上の報道を見たくありません。

 

なぜか。それは、「ゴーン会長がすごい人だ」ということを知ってしまったからなのです。

 

いい夢はいい夢のままでいたかった。

 

さらば、ゴーン会長。

 

あなたの犯した罪は消えません。

 

かといって、あなたの残した功績も消えません。

 

残念です。あまりにも残念です。

 

今はそれだけです。