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 世の中は「嵐」が活動休止のニュースで揺れ動く中、ふと僕はこの動画を見ていました。嵐の活動休止が発表された1月27日、僕がやっていたのは昨日の神谷さんのお誕生日ブログ執筆作業。「嵐」の活動休止のニュース速報が流れたのが午後5時頃だったと記憶しているので結構それまでの時間は普通に家にいて「さぁ、書くか…」と気持ちを奮い立たせていたんです。すると行き着いたのがこの動画。内容は、久米田康治先生の漫画「さよなら絶望先生」をアニメ化した際に放送されていたラジオ「さよなら絶望放送」のイベント。とにかくまぁ、放送当時は絶大な人気を誇っていたラジオであり、放送終了から7年以上経った今もなお伝説のラジオとして語り継がれている存在です。

 

 そんな中でこの動画は、ラジオ本編でも時折登場した極めてステレオタイプな「キモヲタ」を神谷さんが全力で演じたキャラ「ぴろし17歳」をイベントで実写化してしまおうというとんでもない趣向で披露されたもの。後半部の後日談から分かるとおり、多くのファンに引かれてしまいしまいには泣かれてしまった神谷さん。でも、僕は気持ち悪さよりもそこまで多くの人に「気持ち悪さ」を先行させてしまうあの神谷さんの演技に圧倒されて、「これが神谷さんの本気なんだな…」としみじみと思ってましたよ。でも、今日はこれが話の本題ではないんです。問題はこのVTRにゲストとして登場していたお三方(いや、新谷良子さんを外しますと2人ですか)の内の1人の姿です。察しのいい方ならご存知でしょう。そう―、松来未祐さんの姿です。

 

 

 このイベントが開催されたのは今から9年前の2010年の事。(うわ、その時僕は小学生じゃないっすか…) まぁ、それはいいとしてこのイベントからおよそ3年後、彼女は病魔に倒れます。病名は「慢性活動性EBウイルス感染症」(CAEBV)という日本では年間数名程度しか罹患しない稀な病気。詳しくはこちらのニュースサイトのリンクを参照してもらえたら分かると思うのですが、とにかく早期発見が難しい病気で判明したときにはすでに重篤な状態となってしまっていた松来さん。2015年7月の活動休止発表からわずか3か月後の2015年10月27日に彼女は38歳という若さでこの世を去ってしまったのです。そんな松来さんの元気な姿が収められていたのがこの映像。まさかここから3年後に原因不明の高熱に襲われ、そしてその2年後に彼女が亡くなるなんて誰が想像したことでしょう。時は残酷です。

 

 

 ですが、この松来さんの死去がCAEBVの認知度の飛躍的な向上につながりました。死去した翌年の2016年2月に放送されたTBS系列「NEWS23」では特集が組まれ、それまで知られていなかった彼女の本当の病名が知らされるやいなや、慢性活動性EBウイルス感染症 CAEBV患者会-SHAKE-という患者会の方々が作られたサイトのアクセス数が増加したそうです。なによりも彼女の命を奪ったのは、「医師ですらこの病気を知らなかった」ということ。彼女のような苦しい思いをする人がもういなくなるよう、心から願うばかりです。

 

 改めて松来さんのニュースに接してみると、つくづく僕は「生かされているんだなぁ…」という気持ちになります。必死になって生きていても、どれだけ頑張っていても、「まさか」ということが往々にしておきます。その「まさか」に対して、何が僕たちにはできるのか…。日々、自問自答しながら「生かされている」今日この頃です。