今日はもう愚痴のオンパレードです。






つい最近の話ですが、

母方の祖父が認知症の診断を受けました。


まぁ今年で89歳だし、年相応だなとか思うんですけど、いざ診断を受けるとそんな現実から逃げ出したくなるのが正直な気持ちです。


そんな祖父はここ数年、うつ病を患っていました。いわゆる「老人性うつ」…、元々、社交性が無く、友達がいたという話を一切聞いたことが無かった祖父に決定的だったのが9年前の祖母の死。妻に先立たれ、誰とも喋ることなく何年もひとり孤独に一軒家で過ごしていた祖父がおかしくなるまでにはそう時間はかかりませんでした。


結局、2年前、誤嚥性肺炎を引き起こし、命を落としかけたことがきっかけで母が引き取ることを決断。共同生活と介護が始まったのですが、もうその世話は「大変」の一言。おそらく祖父は「人に合わせる」経験をしたことが無かったのでしょう。加えてひどく耳が遠く、意思疎通が取るのが非常に困難。頑なに自分の行動様式を貫こうとし、台詞もろくに聞こえないのに、大して面白くもない「水戸黄門」(なぜ面白くないのかというと、何回も何回も再放送で見せられたから)を毎日の夕ご飯時に見せられる事は、僕らにとってはかなりの苦痛でした。そんな状態で「ちょっと毎日はさすがにしんどいんだけど」と母が言うと、「儂に死ねというんか!」と物凄い剣幕で祖父は怒ったのです。


これはダメだと判断した僕たち家族は、祖父を精神科に受診させることを決めました。そこで老人性うつ病の確定診断と認知症の診断を受けたのです。


診断の時には母がついていたんですけど、そんな母が一番印象的だったことは、お医者さんが「あなたは幸せですか?」と質問した時に、祖父が「不幸せだ!!!」と即答したことだそう。母はその言葉を聞いて愕然とし、大きなショックを受けました。祖母(祖父の妻であり、僕の母の実母)が亡くなってから、ほぼ毎日様子を見てあげて、おまけに命を落としかけた時に入院の手続きだの、退院後の介護だのを母に全部してもらっているのに「不幸せだ!!!」と即答されたのです。


何が不幸せなのか。正直、見当がついています。僕の母には兄がいて、その兄(つまり僕の伯父)は大学以降ずっと東京で住んでいます。どうやらその息子に面倒を見てもらえないことが「不幸せ」だと感じているようなのです。これは特殊なケースなのかもしれませんが、実は祖父から僕の母は感謝の言葉をほとんど言われたことがありません。一方で伯父から掛かってくるたまの電話には何回もありがとうを繰り返している姿を見せる祖父の姿を見ていると、もう腹が立ってきます。伯父が祖父を助けたり、何かの駄賃を払ったり、そのようなことをしてもらった事は一切ないのに伯父は感謝され、日々の仕事をこなしながら介護をしてくれている僕の母には「ありがとう」の一言もない。こんな状況では「娘には見てもらえて当然」、とでも思っているのかと邪推してしまいます。ぶっちゃけ、伯父は祖父を捨てたも同然なんですけどね…。


目を覆いたくなるかもしれないんですけど、これが介護の実態です。当人の身勝手さ、横柄さ、無神経で母がうつ病になるかもしれません。それくらい悲惨な状況になっているのが今の現状です。


僕も正直、コロナで実家に長期滞在せざるを得なくなって初めてこの状況の悲惨さが分かりました。伯父は一回たりとも祖父の世話をしたことが無いし、祖父も祖父で伯父の前だと「しっかりしよう」とするからなのか、こんな状況の片鱗すら感じていないのかなと思っています。


結論として、こういう悲惨な状況ってのは「見た人にしか分からない」、ってお話です。僕のブログを読まれている方は、性別も年齢も、置かれている状況も様々だと思います。もしかしたら、今まで「介護」の「か」の字も考えたことが無い人もこのブログを読んでいる方にはおられるかもしれません。あくまで個人の感想であり、うちの事情がかなり特殊なケースなのかもしれないですし、これ以上の悲惨なケースも存在するかもしれません。それでも、このブログが介護について何かしら考えるきっかけになってもらったら幸いです。


なんか、今日は最初から最後まで愚痴になってしまいました。なるべくこういうのは避けたいんですけどね…本当にごめんなさい(><)


長々と愚痴を垂れ流しましたが、今日のところはこれくらいにしておきましょう。


 

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それでは次回の更新まで

サヨナラ、サヨナラ、

サヨナラ。

 

 

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