ああ、日本に生まれてよかった! | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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御在位三十年記念式典での天皇陛下のお言葉に接し、表題のように感じた方は多いのではないか。

陛下が机の上に原稿を一枚置き忘れ、最初の原稿を読んでしまわれるハプニングも、むしろ、感動の輪を広げることとなった。

ビデオで確信すると、間違いに気づかれた皇后陛下に声を掛けられた陛下は、「んっ」と読むのを止められ「どうして?」「あ、そうか!」とおっしゃっている。

さらに、マイクは「違うんですの」「えっ?」とのやり取りも拾っている。

そして、陛下は「あ、これか」と机の上に置き忘れた原稿に気づかれ、「どうも」と皇后陛下に声を掛けられると何事もなかったようにお言葉を続けられた。
この時、会場には感動と安堵が入り混じったような静かなざわめきが広がった。

ユーチューブにアップされている天皇陛下のお言葉では、編集でこの部分がカットされているものが多いが、下記ならそのほほえましくて幸せな気分になれる場面が視聴できる。


天皇陛下のお言葉(54分~ )




ご在位30年式典 天皇陛下、お言葉全文
産経 2019.2.24 15:16

https://www.sankei.com/life/news/190224/lif1902240046-n1.html


さて、冒頭、陛下は次のように感謝の言葉を述べられた。


 在位三十年に当たり、政府並びに国の内外から寄せられた祝意に対し、深く感謝いたします。

 即位から三十年、こと多く過ぎた日々を振り返り、今日(こんにち)こうして国の内外の祝意に包まれ、このような日を迎えることを誠に感慨深く思います。



陛下が譲位のお気持ちを示されてから(平成28年8月)もう2年半になる。
実現には様々な課題があったはずだが、安倍政権は時間をかけて有識者会議の設置、皇室典範特例法を定めるなど様々な準備を進めてきた。

「祝意に包まれ、このような日を迎えることを誠に感慨深く思います」のお言葉に、自分の気持ちに応えてくれたことに対する、ねぎらいのお気持ちが感じられる。

また、お言葉では我が国が多くの自然災害に襲われることには必ずと言っていいほど触れられるが、今回は高齢化、少子化による人口構造変化とそれに伴う問題にも言及された。


 平成の三十年間、日本は国民の平和を希求する強い意志に支えられ、近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持ちましたが、それはまた、決して平坦な時代ではなく、多くの予想せぬ困難に直面した時代でもありました。
 世界は気候変動の周期に入り、我が国も多くの自然災害に襲われ、また高齢化、少子化による人口構造の変化から、過去に経験のない多くの社会現象にも直面しました。



特定野党はこれらの問題に何の関心も持たないから、国会で議論されているのを見たことがない。

安倍政権が国難とまで位置付けて取組んでいるのに、テレビも新聞もメディアの多くは枝葉末葉の指摘ばかりだから一般の関心もあまり高まっていない。

しかし、陛下はそれが大きな問題であることを認識され、言及されたのである。
また、細かいことだが、学者でもある陛下が「地球温暖化」ではなく「気候変動の周期」と述べられたことが印象に残った。

さらに、ネット民の間でも論争になっている、わが国がグローバル化にどう対応してゆくべきかについて次のように話された。


 島国として比較的恵まれた形で独自の文化を育ててきた我が国も、今、グローバル化する世界の中で、更に外に向かって開かれ、その中で叡智(えいち)を持って自らの立場を確立し、誠意を持って他国との関係を構築していくことが求められているのではないかと思います。


私は安倍総理は、まさにこのお考えに沿った政治をしていると思う。

そして、一番ぐっと来たのがグローバル化への言及に続く次のくだりだ。


私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに、誇りと喜びを持つことのできるこの国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に、日本人がつくり上げてきた、この国の持つ民度のお陰でした。災害の相次いだこの三十年を通し、不幸にも被災の地で多くの悲しみに遭遇しながらも、健気(けなげ)に耐え抜いてきた人々、そして被災地の哀(かな)しみを我が事とし、様々な形で寄り添い続けてきた全国の人々の姿は、私の在位中の忘れ難い記憶の一つです。


ここで「ああ、日本に生まれてよかった」としみじみ感じたが、何度も読み返しているうちに、陛下は、グローバル化する世界の中で、日本人が絶対に失ってはならないものを示されたのだと思うようになった。

以前、安倍総理は「日本の歴史は、天皇を縦糸にして織られてきた長大なタペストリーだ」「(二千年続いてきた)皇室の存在というのは、日本の伝統と文化そのものなんですよ。今の民主主義とか、今の世界とか、今の世論とか、そういうことではない」と述べている。

避けられないグローバル化の波、日本解体を狙う勢力の攻勢、日本人自身の意識の変化などにより、今後どうなってゆくのかと不安を感じることもある。しかし、陛下は「叡智を持って自らの立場を確立し、誠意を持って他国との関係を構築」するようにとおっしゃっている

安倍総理は式辞で「私たちはこれまでの陛下の歩みを胸に刻みながら、激動する国際情勢の中で、希望に満ちあふれ誇りある日本の輝かしい未来を作り上げていく決意であります」と国民を代表して力強く誓った

ご在位30年をお祝いし、もうすぐ天皇陛下譲位に立ち会える私たちは幸せな時代に生きていると思う。

(以上)
 

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