安倍4選はあるのか? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍総理と当選同期の議員が集まった会合でで「4選」という言葉が飛び出した。
以下の記事がその場にいた誰かがしゃべったとしか思えないリアルな会話を伝えている。

「安倍4選」発言で“場が凍る” ポスト安倍は力不足?
FNNプライム 2019年2月20日 水曜 午後7:00 

https://www.fnn.jp/posts/00412486CX

(一部抜粋)

安倍首相「次は出ない。次の候補は岸田さんだよね」

岸田氏「...」

野田氏「わたしもいるわよ!」


“ポスト安倍”をめぐり、岸田氏と野田氏が火花を散らす中。

林氏「まあ、4選もあり得るけどね」

浜田氏「出たよ」


3期9年の任期をさらに延ばし、安倍首相の4期目続投を示唆する発言が飛び出したという。

この発言に、次期首相の座をにらむ岸田政調会長は20日、「安倍首相4選について、今の段階で、それについてどうこう言うような材料は、わたしは持っておりません」と述べた。

(中略)

2018年10月30日、安倍首相は「この3年で、デフレ脱却の道筋をしっかりとつけてまいります」、「3年間集中で、災害に強い国づくり」などと述べていた中で飛び出した、まさかの4選発言。

細田派幹部「参議院選挙の結果次第では、安倍首相の4選を求める声は出てくる」

安倍首相周辺「安倍さんも、そういう気持ちが芽生えてくるかもしれない」

背景には、ロシアとの北方領土交渉や、北朝鮮との拉致問題交渉、また、憲法改正など、解決が見通せないままの諸課題がある。


(以下略)


4選発言が出たとき、その場は凍り付いたというが、そのきっかけになったのは安倍総理の「次の候補は岸田さん」発言だ。それまで和気あいあいと歓談していたそうだから、軽口めいた言い方だったと想像する。

ところが、話は意外な展開となり、安倍4選という言葉が飛び出した。
意図はともかく、結果的に林幹雄幹事長代理の「4選もあり得る」発言を引き出したのは安倍総理自身ということになる。

自民党の二階幹事長は「ポスト安倍は安倍」を公言し、「本人から言いだしにくいだろうから」とも言っている。「私は出ない」と言ったうえであっても、その派閥の重鎮である林氏がいる場で、ポスト安倍を話題にすれば4選を望む発言が出ることは十分考えられる

だから、安倍総理がそこまで考えて発言した可能性はある
ただ、普通に考えれば、「次は岸田」発言は最後の3年に入った安倍総理が、ポスト安倍を真剣に考え始めたことの表れだろう。

そして、問題はその発言を受けた岸田氏の反応である。

総理を目指す政治家なら、「はい!頑張ります!!」ぐらい言ってもいいと思うが、岸田氏は無言だった。安倍総理の発言は3年後に備えて準備をしておけくらいの意味だから、その場の雰囲気を壊さない程度にそれに応えるべきだった。

ここで、彼が前向きな発言をしていれば自称総裁候補の野田氏の「わたしもいる」はともかく、林氏の4選発言は出てこなかった可能性がある。
本命の岸田氏も意欲を見せていれば、この場で水を差す発言はしにくいはずだ。

ところが、岸田氏は黙っていることで、総裁候補として強くアピールするチャンスを逃してしまった。

会合後に記者たちに「安倍総理からポスト安倍として励まされました」と報告するのではなく、安倍4選についてコメントする羽目になったのである。

そして、「ポスト安倍(の岸田)は力不足」だとの印象をさらに強めてしまった
このように、反応の遅さ、自己主張の弱さを感じさせるところが、岸田氏の最大の弱点だ。
この決断力のなさで総理総裁の重責に耐えられるのかと。

しかし、それでも、マスコミなどでポスト安倍に名前が挙がっている中では岸田氏が一番だと思う。

野田、石破氏は論外だし、進次郎氏もいまのままでは何年たってもダメだ。河野外相には期待しているが、財政再建を優先しすぎる経済政策に不安がある。

財政再建優先なら岸田氏も同じだとの指摘もありそうだが、彼は来年度予算案が101兆円に膨らんでも政調会長として何も言わず財務省から「岸田さんに改革は無理」と言われている。彼らに評価されていないということは、本物の財政再建派ではないということだ。

つまり、岸田氏は外交だけではなく経済政策も安倍総理の考えをかなり忠実に踏襲していると言える。
安倍総理が退任後も重要閣僚や党幹事長として新総理を支えるという前提で考えれば、岸田氏が一歩抜きんでていると考えるのだ。

ただ、そういう前提であれば、岸田氏よりもっといい選択肢がある。
菅総理(と書くと某政権の悪夢がよみがえるw)という選択だ。

菅義偉氏の弱点は外交だと思うが、例えば安倍外相とすれば自分は内政に専念できる
もし、その時点で憲法改正が実現していなければ安倍幹事長が中心になって改憲を目指すという選択肢もある。

甘利、世耕、加藤氏他、大勢いるチーム安倍のメンバーが全面的に支えれば、安倍政権の政策をそのまま続けることは案外難しくないと思う。
安倍政権の最大の強みは志を同じくする優秀なメンバーが揃っていることだ。

そして、そこまで考えれば、人材が育つまで安倍総理がさらにもう1期務めるという選択肢も当然あり得る。党内で4選の期待が高まれば、現在の3期9年の規約など簡単に変えられるから、安倍総理にその気があればそれほど難しい話でもなさそうだ。

総理は周辺に「さすがに4選はきつい。もうゆっくりしたい」と漏らしたと言うが、たぶんそれは本音だろう。しかし、願望を含めて言えば、もしポスト安倍が育たなければ頑張って続ける覚悟と自信はあると思う。

だからこそ、同期が集まった場で「次は出ない。次の候補は岸田さんだよね」などと気楽に口にできるのだ。

ポスト安倍が育たないことで安倍4選となることは決して好ましいことではない。
しかし、激動する国際情勢と少子高齢化という国難に直面するいま、やってみないと分からない人材を総理総裁にする余裕はない

そういう意味で、安倍4選という選択肢があることは心強い

(以上)
 

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