自民党に党内工作員? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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最近の月刊Hanadaは寅8メンバーの主張に沿ったような特集が多くて読む気もしなかったが、近くの書店でもここ何か月かは売り切れが続いている。
「中国がー!」中心の特集は商売的には大いに成功しているのだろう。

そして、9月号は安倍総理と菅官房長官のインタビュー記事を持ってきたから、これは、買わざるをえない。どちらも読者の不満を編集長が代わりに質問し、総理と官房長官が丁寧に説明するスタイルだ。
このタイミングで私のように離れていた読者を呼び戻す特集を組むとは花田編集長は商売上手でもある。

ただ、外交がらみの記事はどんなに立派なジャーナリストでも、官邸が知らない独自の情報を持っている可能性は低い。官邸も知らない情報を持っているとしたら、かなり大物の工作員ではないか。だから、特に安倍政権においては、外交にかかわることは政府の一次情報以外はあまり意味がないと考えている。

ということで、上記の記事以外はあまり触手が動かなかったが、ぱらぱらと読んでいて目を引いたのが八幡和郎氏の『石破茂だけは絶対にダメ ポスト安倍の通信簿』だった。
ポスト安倍の話を現場で丁寧に取材した記事なら読む価値がある。

ここで石破氏が絶対にダメな理由をもう一度おさらいするつもりはないが、八幡氏が最大の懸念材料としているのは氏の『外交軽視』の姿勢だ。外交経験がなくても、総理を目指すなら自ら何度も外遊して相当なレベルの人に会ったり、しかるべき場所でスピーチすることもできる。

しかし、彼はほとんどその機会を持たなかったし、英語で話す努力もしていないというのである。
そこまで言わなくても、彼がG7などで日本の総理として各国の首脳と歓談している場面を想像するだけで十分だろう。国民としてそんな場面は見たくない。

ところが、氏はそんな石破氏が総裁選に立候補すれば、一般党員投票で勝利する可能性があるというのだ。世論調査は野党支持者も含んでいるから、党員投票ではそんなことにならない。そう考えている人は多そうだが、そうでもないというのだ。

その要因の一つは、大半のマスコミが石破氏の全面支援に回る可能性が高いことだ。
だれが総裁選に出るにしても石破氏のライバルと目される人は徹底的に狙われるだろう。
重箱の隅を突いて何も出なくても捏造や印象操作で貶められかねないのだ。

そして、もっと不気味なのがタイトルにした『工作員』の存在だ。

八幡氏はここをサラッと次のように書いている。

さらに日本の場合は、よその党の支持者とか、工作員がかなり登録している可能性も強い。このところ、世界的にもなりすまし党員の問題は深刻になってきている。
(月刊Hanada9月号 98ページ)

どこまで事実か不明だが、日本国籍さえあれば誰でも自民党員になれることは事実だ。ついこの間日本人になっても党員になれ、3カ月後には総裁選で投票できる。誰かがお金を出して組織的に党員という名の工作員を送り込んでいてもふしぎではないのである。

特に最近は野党支持者の石破氏に期待する声が高まっている。
ツイッターでの工作活動が激化していることなどを考えあわせれば、なりすまし党員が大幅に増えている可能性は相当高いと思われる。

自民支持層での石破氏の支持が低調だとか言っていると危ないのだ。

となると、そうなっても石破氏に勝てる人材が必要になるが、八幡氏の一押しは岸田政調会長だ。
激務で二年やったら早死にする人が多いといわれる外相を5年間も元気に務められただけでも素晴らしいと述べている。同感だ。

これに小川栄太郎氏の推す菅官房長官の二人を有力と考えているようだ。
ただ、菅氏が総理と一心同体の官房長官からそのまま総理になると、モリカケや官僚の不祥事などすべてを引き継いでしまうことになるからよくないという。

また、岸田氏は無難すぎて支持率が上がらないという問題があると指摘する。
ではどうするか?

八幡氏の案は次の改造で岸田氏を官房長官とし、外交経験のない菅氏を阿木公厚相外交交渉も経験できる経済産業相にするというものだ。

氏は、岸田氏のスマートな応対と首相の女房役というよりは独立した政治家としての感覚は政権に対するイメージを変えるだろうと述べている。
こうして、両氏が一皮むければ安倍総理は安心できる後継者候補を二人持てることになるのだという。

そうなると、問題は野党勢力の応援を受けている石破氏の党員票対策ということになる。

これに対する八幡氏の提案は、安倍総理は任期満了を待たずに総裁を辞任するが総理をしばらく続け、次期首相が総裁兼副首相として並走するというものだ。
そして、三年間の総裁任期の半ばに達する前の適切なタイミングで総理の座を譲る。

自民党の党則によると、任期満了を待たずに総裁を辞任すると総裁選は党大会ではなく、両院議員及び都道府県支部連合会代表各三名による選挙となる。
要するに、工作員が入り込んでいるかもしれない一般党員投票は、やらなくてすむ。

とはいえ、党則6条2項は「ただし、特に緊急を要するときは、党大会に代わる両院議員総会においてその後任を選任することができる』となっているから、特に緊急を要するかどうかでもめるかもしれない。
いや、マスコミはここぞとばかり反対キャンペーンを張るだろう。

それでも、安倍総理と新総裁兼次期首相候補が並走する案はなかなかいい案だ。
八幡氏は岸田、菅両氏のほかに女性候補も含めて実に多くの人材を挙げている。
その中から、一気に頭角を現す人が出てくればいいが、いったいどうなるか。

ポスト安倍はいったい誰になるのか?
ヤキモキする日はまだまだ続きそうである。

(以上)
 

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