安心とは、体の内側から感じる心地よさと、「私は大丈夫!だ」という内なる予測性であることを、ポリヴェーガル理論とは①で話しました
この内なる予測性は、自律神経の副交感神経①を整えることで育まれます
ここが整うことで、「何があっても、この心地よい土台に必ず戻って来られる」という見通しを立てられるようになるのです。
あー、その話をする前に、交感神経と副交感神経②の話もしておきたい!!
交感神経(闘争&逃走モード)では対応しきれない状況に陥った時に働くのが、副交感神経②の「凍り付きモード」です
いわゆる「死んだふり」状態です。
この状態は、最後の最後に自分を守るための自律神経の働きです。
この状態に入ると、あらゆる活動を低下させて、低エネルギーの状態になります。
この状態が長期化したものが、うつや解離の症状です。
自律神経の働きが正常ならば、日々の生活の中で交感神経(闘争&逃走モード)を多用する必要はないし、交感神経が高まったとしても、その後は副交感神経①(緩やかなブレーキ)に切り替わってリラックスすることができます
ところが、副交感神経①の土台が育っていないと、緩やかなブレーキが稼働しないので、副交感神経②の凍り付きモードを使って急ブレーキを踏んで止まるしかありません
このように交感神経(アクセル)と副交感神経②(急ブレーキ)を過度に使っている人は、常に緊張と疲弊を繰り返しています。
摂食障害に悩む人もそうですよね。
私はずーっと前から、「私たちが乗っている車には、アクセルと急ブレーキしかないんだよね」って話を皆さんにしていたもんネ←どや顔