大切なことを伝えるためにモヤっとしたものを超える / Le Studio講師勉強会 | 藍衣色日記 ~バレエを通して美しく生きる~

藍衣色日記 ~バレエを通して美しく生きる~

ラ・クラシック全国バレエコンクール実行委員会 / Le Studio主宰 / バレエ解剖学に基づいた体の使い方やバレエを通して美しく生きるためのあり方、レッスンメモや観劇、日常。Ai Ballet Academyではパリ・オペラ座バレエ学校教師によるWSを開催。

 
 
 
伊藤藍衣ですむらさき音符
 
 
 
先日とてもひさしぶりに
講師勉強会を開催しました。
 
 
 
去年は継続講座THEORIAにたくさん注いでいたのと色々転換期だったのもあり
しばらく開催できていませんでした💦
 
 
 
今回は初めて勉強会に参加される先生が5名も!
 
 
 
オンライン、アーカイブ含め、
計7名の先生方に
 
Le Studioの教育方針や
カリキュラムの大元の考え方、
体の作り方の重要なポイントをお伝えしました。
 
 
 
後半は生徒を交えてデモンストレーション形式で
重要視しているポイントと
どうしたらそうなるかのポイントを早足でお見せしていきました。
 
 

 

 

とにかく重要なのは
 
・年齢に合わせた指導を行うこと
・バレエの基礎以前の基礎を作ること
・鎖骨肩甲骨の適切な位置を取り戻し、胸郭に空気を入れられるようにすること
・全体のアライメントの中で、バランスを取りながら体を作っていくこと
・まず胸郭上部にフォーカスして、胸の重心を上げていくこと
 
などです。
 
 
 
今回は
 
・頭の保ち方や
・舌骨を引き上げるための下のトレーニング
・まず上体を引き上げるための手、腕、肩周りのスイッチを入れるワーク
 
もやり、変化を感じていただけたと思います。
 
 

 

 

 
 
型にはめ込むのではなく、
本質的な体のつながりを重視しながら
一人一人に合わせた指導をするというのは
本当に骨の折れる作業です。
 
 
そして、
先生も生徒もそれぞれに個性がある中で、
形よりも本質的なつながりを重視した
抽象的なものを軸にしながら
スタジオ全体として同じ方向性での指導を求めるって、
実は相当に難しいし、時間もかかるし、
まあ普通に考えてめんどくさいです(笑)
 
(ちなみに、真っ当な経営者なら選ばない路線だとも思う😂)
 
 
 
でも、そこに向かっていきたいのです。
 
 
なぜなら、
生徒たちを型にはめて
夢を見させるだけ見させて
無理な負荷をかけて

体の中の本当のつながりを壊し、

その時はよくても、のちに劣等感や無価値観に

苛まれるような人を増やす教育はしたくないので。

 

 

「よい教育」「正しい教育」って、

生徒のためのようでいて、実は大人のためにしてしまっていることも多いものだと思います。

 

 

「よい教育」や「正しい教育」が

親や先生のエゴを満たすためのものであってはならないと思う。

 

 

かといって、守りばかりを考えて

可能性が伸びていかない、という教育もしたくない。

 

 

生徒たちが伸び伸びしながらも

必要なことをきちんと身につけ、

バレエを楽しみ、人生を楽しみ、

いろんなことに前向きになっていけるような教育を目指しています。

 

 

そのために、絶妙なバランスで、

今目の前の生徒に適宜対応していけるような

そんな指導ができる人材を増やしたいと思っています。

 

なんなら、それがバレエ教育全体をもっと良いものにするし、

子どもたちのためになるからです。

 

 
だからこそ、こうして先生方に
知識や経験や方法を伝えられる機会をありがたく思いますし、
いろんな想いや葛藤もあるであろう中で、
一生懸命に受け取ろうとしてくださる先生方に感謝です。
 
そして、私を踏み台にして、
もっと器を大きくしていってほしいです。
 
浅く踏んでチャプチャプしてるんじゃなくて
ちゃんと踏んで糧にしてほしい。
 
 
 
 
それで、
今回は方法をお伝えする感じだったのですが、
方法よりも大切なのが「あり方」です。
 
 
あり方9割!
 
というくらいで、
方法なんて本当はそんなに問題ではありません。
 
 
その辺りは全然伝えられなかったなー
説明できなかったなーと
結構自分にがっかりしました。
 
(というか、そもそも短時間で伝えられる話ではないのですが。)
 
 
と同時に、ちゃんと伝わっている部分もあるし、
持ち帰ってもらえているとも思います。
 
 
 
THEORIAで大切にしている「あるを見る」って
こういう感じです。
 
エセのポジティブシンキングで
「あるよね!あるよね!」ってやるのではないのです。
 
自分の中にもみんなの中にも
様々な気持ちや学びや経験が
どっちもある。
 
グラデーションのように
いろんなものが存在するのを見る。
 
ってことです。
 
 

 

自然はパッキリ白黒に分かれることがない

それが「本当のこと」です。

 
 
 
このブログは指導者の先生も
読んでくださっていると思うのですが、
 
もし、
 
方法はたくさん勉強していて、工夫もしていて
学ぶ努力も、生徒のために力を注ぐ努力も惜しまずしているのに
望む結果が出ない、という場合、
 
あり方がずれてるのではないか?
 
と疑ってみることをお勧めします。
 
 
 
 
そして、
 
 
思考を使うポイントがずれてるのではないか?
 
いらない何かを握りしめてるのではないか?
 
という視点で、自分自身を見直してみることもとてもお勧めです。
 
 
 
 
 
真面目な人ほど、
手放す、ゆるす、
なんとなくいい感じを目指す
ということを意識すると
すごく変わるのです。
 
 
ちゃんとしなきゃ
正しく教えなきゃ
 
という一見真っ当な思考を元にして
 
コントロールしたい
という欲求がわずかでも脳裏に浮かぶのに気づいたのであれば、
 
それを認めて手放す作業が必要です。
 
 
その時は結構モヤモヤしますが、
 
抜けたら本当に楽になるので!
 
 
 
 
 
何より、何かモヤーンと重いものを
感じているのであれば、
 
それは自分の何かを変えて
新しいあり方をすべし!というサインです!
 
それが何かは、自分にしかわからないのですが、
ちゃんと見たらわかるはず!
 
 
 
私もいつもそうしたモヤを感じては
自分のありたいあり方の方向へ向ける
ということを繰り返しています。
 
 
そして、そういう大切なことを
まずは自分が体現して
さらに伝えられるようになりたいと思います。
 
 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

未来のために

今を大事にするプレコンクール

 

 

 

第8回ラ・クラシック全国プレバレエコンクール

2024年4月4日@タワーホール船堀

 

第2回ラ・クラシック全国プレバレエコンクール新潟

2024年3月27日@新潟市音楽文化会館

 

一般観覧は当日劇場にお越しください

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

点数・順位のない

プレコンクール エッセンシア

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

中央区湊のバレエスタジオ

「Le Studio」

 

 

 

バレエを始めませんか?

新規入会受付中!

 

大人オープンクラスも開講中!

 

ご予約・お問い合わせはこちら

 

http://le-studio.jp/

 

 

 

 

ランキングに参加しています!

↓応援クリックお願いしますむらさき音符

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ バレエへ
にほんブログ村