こちらの続きです。
自分が自分をゆるすことが何より大事。
いろんな悩みや苦しみは
ほとんどが人を許せないのではなく
自分を許せないことに起因します。
例えば、、
こういった「ゆるいほとけさま」を見ることは
もし今、
自分が何かしらの理想を
追い求める方向性にいなかったとしても
そんな自分であることにちゃんと意味があるし
価値もある
という「ゆるし」を与えてくれます。
バレエで言うならば、
理想のダンサー像に対して
今ここの私をゆるすということです。
ダンサーを目指すようなレベルではないのに
なぜバレエを続けるのだろう？
この問いは
思春期までバレエを続けてきた人、
あるいは大人になってからバレエを習う人が
何度も自分に問うテーマではないでしょうか？
姿・形が大きな意味を持つバレエの世界では
どうしたって容姿を比べることは普通だし
見た目の美しさを目指すのは当たり前のこと。
内側で満足しているからそれでいい
自分が一生懸命に取り組んでいること自体に価値がある
とは、頭でわかっていても思えなくなる時があります。
行きすぎると
自分の容姿を嫌悪したり
人と比べて自分はダメだと卑下したり。
自分の存在価値なんて
これっぽっちもないような気がして
やるせないこともあったりします。
でも、そんな時大切なのが
「いつだって大切なのは内側である」
と思い出すことです。
内側を大切にした上で
外側を整えていく。
その順番を守ることは
自然の法則に倣うということです。
無意識であれ自覚的であれ
今ここの自分をゆるせない
ということは
このままの私では価値がない
と自分をジャッジしている状態です。
価値がないからもっと頑張らなきゃ！
とするのと
すでに価値がある上でもっと頑張ろう！
とするのは
完全にエネルギーが違い、
その後に続く結果も当たり前に異なります。
（どっちが結果が出やすいかはお分かりですね？）
そして、
みんなが真面目に信じている
「価値のあるなし」は、
実は事実ではありません。
それはとても相対的なもので流動しやすい不確かなもの。
つまり、自分の捉え方次第なのです！
例えば、10年バレエを続けている人が
「私はバレエが上手ではない」
と思ったとして、
それは事実ではありません。
事実は
「私はバレエを10年続けてきた」
「私は「私バレエが上手ではない」と思っている」です。
自分がそう思っているだけで、
そう思っている内容は相対的な評価なので事実ではありません。
そして、
その事実を見た上で、
こじつけでもなんでもいいので
「自分には価値がある」と思うことが
何よりも大事です。
そもそも生きているだけで
全ての人に素晴らしい価値があるのですから。
そうは思えない、という頭の声を無視して
「すでに価値がある上でもっと頑張ろう！」
というところに自分を持っていくのです。
ちなみに、これは
バレエ以外にもなんでも使える方程式です！
うまくいっている人は勝手にこのサイクルにいるから
ますますうまくいきます。
また続きます。
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