相談事例から 独居老人宅に繁殖する犬たち | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

私の親戚の近所に、お爺さんが犬を飼っていて、去勢も避妊もせず、飼いっぱなしで、かわいそうだと、以前から、相談を受けていました。

もちろん、ワクチンもうたず、名前も適当。全部、シロ。

今日、アニマルポリスの署名を取りに、親戚の家に行った際に、

隣の爺さん、もう歳で犬を飼うの大変だから、手放す、と言ってるそうで、なんとか、ならないか、と、相談されました。
ひとまず、見にいきました。

想像以上でした。
もう、私にはどうしたら良いかわからず、相談させて頂きました。近寄ってこない、ワンコもいるので、正解な数はわかりませんが、
産まれたばかり、2匹
4か月位3匹
大人10匹?それ以上?

どうか、知恵をお貸し下さい。
どうしたら、良いでしょうか。
もう、私一人ではどうにも出来ません。
どうか、助けて下さい。


よく聞いたら、親子、兄弟繁殖で、成犬は16匹いるそうです。
もしかしたら、一匹、妊娠してるかも。と連絡ありました。
とにかく、捕まらないので、厄介です。
人慣れしてません。

敷地が、塀で囲まれていて、自由に離し飼いしてます。
近寄って来ない為に、捕まえるのが大変です。
どの位、メスがいるのかも、分からない現状になってます。

以上、相談者さんより

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





ひたちなかのスノー&ちょこ預かり様のK様が2匹、
日立の新しいミルクボランティア様が乳飲み子2匹、つくば市のM様が1頭をお預かりくださいます。

ありがとうございます😊感謝にたえません。


いちばんビッグな子は水海道アニマルの浩子先生が気に入られて、可愛い可愛いされてました。

診察台で緊張しています。


人形のように固まる。
ぐっと表情も変えず。
その様子に、あまりに可愛くて吹き出してしまいます。

11月末に産まれ、まだ3ヶ月未満のはずが、すでに
10キロ超えています。
男の子。
でも歯は、まだ子犬の歯だそうです。


少し熱があったのでワクチンが出来ずに、病院で預かってくださいました。


看護婦さんにミルクもらい、点滴してもらい、暖めてもらい。

こちらはオスとメス。

おしりを吸い合わないように、離してね。
常にお腹いっぱいにしておかないと、だめよ。
と、先生。





早く慣れてくれますように。
2年で1匹からここまで増えたらしいです。


これから、メス全頭の捕獲と手術です。
庭に捕獲機を仕掛けて。
隣家の方の協力で、順ぐりに、避妊していきます。

今日、まず子犬だけでも捕獲できてよかったです。
広い庭に、つかまらない犬たち。
お爺さんさえ、触れない。
子犬は倉庫に追い込んだりして何とか。

猫のトラップには、成犬が群がり、子犬は近づけなかった。

相談者さんと親戚の方と、皆さん犬に慣れている、
噛まれ慣れているツワモノでいらしたから、この大きなからだの子犬5匹はつかまったのですが。



裏に行ったら、産まれたての子犬の声がして、覗いたら、倉庫の下に掘った洞穴に母犬が子犬を暖めている様子、届きそうにありません。

これはまた子犬がちょろちょろし出した頃にまたつかまえに来ないとなりません。

お爺さんは83歳、お一人暮らし。
増やせないお宅。

こうして近所の見守りがあれば、解決もできます。

センターに相談しても、飼い主さんがいるからと放置。
手放したらまず、つかまえて引き取って、処分となります。

民間なら、市民の力で、生かすことができます。
今回は、隣家と相談者さんが必死で助けようと動いていて、それが素晴らしい。

by 鶴田おかめ