つくにゃんIエリア・ニャン子たちの冬

ＣＡＰＩＮでは、つくば市の地域猫エリアで、
2010年から飼い主の不明な猫を手術して管理しています（TNR)。
これまでに手術した猫は１5０匹以上にのぼります。
具合の悪い猫はシェルターで保護、また子猫を中心に里親譲渡も行っております。
地域猫活動は３つのエリアに分かれており、
それぞれの場所にフード供給スポットが10個前後あります。

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お久しぶりのIエリア。

寒い季節。
つくニャン子たちも朝早くに行くと会えない事が多くなりました。

毎年の事ですが、この季節になると飲み水の凍結で大変です。

日中も厚く張った氷が解けなくなるので、お水の下にもカイロを入れています。

今年は特に気温が氷点下を下回る日がとても多く
カイロを入れてもこのとおり。

水場のほとんどないIエリアのニャン子たちにとって
このお水は本当に大切なのです。

お水の下に断熱材をカットして敷き、その上にカイロを入れてみました。

全く凍らなくなることはありませんが、少し緩和されて一安心です。

地面に直置きしているコンテナの下にも断熱材を敷きました。

きじ君、少しは暖かいかな？
「うん！暖かくなったよ～ありがとう」

お日様が照ってくると現れるニャンズ。
マーブルちゃん

たまちゃん

くちょ君

最近痩せたと心配の声が高いジャイアン君。
何日も会えなかったのですが、この日は会えました。

あれ？痩せて…ない

心配していた皆さんにご報告。

元気そうで何よりです

トラちゃんと、クロミちゃんがシェルター入りしてから
お世話のお供してくれる子が居なくなり寂しかったのですが。

最近新しいお供ができたのでご紹介
この子たち。

コンテナ掃除をしたときに、こぼれるドライフードを待っているのですが
もう最近では、こんな近くに

回る順番も覚え、次のコンテナで待っているのです。
頭がいい子たちです。

ミケちゃん

二週間ほどの間、建物の通気口から声が聴こえるものの姿を見せず。
最近では声すら聴かないとの話で、ジャスミンさんが通気口に入ることになりました。

当日、Iエリアに向かったジャスミンさんからの報告。

ミケちゃん、どこ行ってたの？みんな心配してたんだよ。
「えへへ。ナイショ」

つくニャンスタッフと学生サークルでは、毎日このように
グループラインで連絡を取り合っています。

ニャン子たちは、それぞれ工夫して寒さを凌いでいるようですね

まみちゃん
「おはよう～」

遠くから私を見つけて、お腹を出してゴローン

こんなに甘えっこさんなのに、触れないまみちゃん。

先日のこと。
マンホールの上に座ってジッとしていると、そっと後ろに来て
ゴロンと横になりました。
チャンス到来～～

触りたい衝動を抑えられず、そーっと尻尾に触れてみたら
驚いて逃げてしまいました。ごめんね

けれど初めて触れたまみちゃんの尻尾はフワッとしていて
暖かくキュンとなりました。

お外で暮らすニャン子たち。

寒がりの猫にとって辛い時期。

皆様が贈ってくださる毛布は、仕分けスタッフにより仕分けされ。
それをIエリアスタッフの和尚さんがコンテナサイズにカットして
濡れないようカイロと共に缶に入れてIエリアに運んでくださいます。

これを贈ってくださったのは、どんな方かな。
きっと優しい方なんだろうなと、想いを巡らせます。

ダンボールに詰めてくださっている姿も想像してみます。

少しでも暖かくと箱に詰めてくださった皆様の愛情で、暖められているニャン子たち。

私たちの気持ちまで暖かくなります。

一人一人にお礼を言えたらどんなにいいかと思いながら
今日もつくニャン子達が待つIエリアに通います。

早く暖かい春になるといいね。
今日も元気で生きてるね。