(前回までの記事)
「Flying VのヘッドをノコギリでジーコジーコやってDEAN風のヘッドに改造する勇気があるかどうか」
略して「FVヘッドノコジーコ」
その3です。
乾いたかな?
床に押し当てていた面にボンドがはみ出て、敷いておいた要らない紙が貼り付いているのは想定内です。
テーブルや棚を作る時も同じ要領で底面を平らにします。乾いたら剥がします。
ナットの幅とトラスロッド・カバーのネジの位置で尺図の大きさと高さを揃えて並べたのがこれです。
横幅が異なるように見えるのは目の錯覚のようで、測ると横幅は同じです。
つまり縦の長さだけ異なるようです。
それとも写真ではこう見えるけど実物は2つとも同じなのかな?
うーむ。
私がスマホの小さな画面で写真を見ながら比率を割り出して実物大の図面を描いた時に参考にしたのは上の写真だと右側のタイプです。
この図面を描く時にスマホの画面に表示させた写真のブリッジの長さが16mmで、ナットから最上部までの縦の長さが31mm。
それに対して実物のブリッジの長さが98mmだったので、実物の縦の長さは
16 : 31 = 98 : X
X = 98 ÷ 16 × 31
X = 189.9mm
ヘッドに傾斜がついているので正面から見ると縦が短く見える分を実験して、最上部で10mm、中間のVの谷で5mmあったので
189.9mm + 10mm = 199.9mm
ということで200mmにしました。
このような比率計算で
・縦の長さ = 200mm
・ナットからVの谷までの長さ = 128mm
・最上部の横幅 = 140mm
・垂直方向のペグの間隔 = 35mm
にしてあります。
で、上の写真の左側の「縦に長いタイプ」を今度はパソコンの画面でブリッジの長さ64mmで表示させて比率計算してみると、
・縦の長さ = 236mm
・ナットからVの谷までの長さ = 156mm
・最上部の横幅 = 148mm
・垂直方向のペグの間隔 = 39mm
写真で見比べると縦の長さが36mmも差があるようには見えないので、スマホの画面とパソコンの画面での誤差がありそうです。
なので今度はパソコンの画面で上の写真の右側のやつを比率計算してみます。
・縦の長さ = 221mm
・ナットからVの谷までの長さ = 144mm
・最上部の横幅 = 145mm
・垂直方向のペグの間隔 = 38mm
あー、そうすると最初に描いたのより最上部の横幅が片側2.5mm広くて、縦は21mm長くなるのか。
といってもこちらが正しい寸法というわけでもなく、どちらも写真からアバウトに比率計算して割り出しただけなんですけどもね。
先生!
そんなことしてるうちに乾きました!
壁|*´∀`)ノ
本気で折るならテーブルの端に押し当ててトンカチでガン!ってやると、ボンドで接着した所の隣とかから割れると思います。
木工用ボンドはそのくらい頑強なのです。
しかーし!
ペグの位置を確認していたら、どうやら実物から採寸する時に13mmの寸法を18mmって書いてしまったようで、ペグの位置が内側過ぎてました。
回すとこがヘッドからもっと出てないと。
で、測り直して13.5mmに調整。
描き直しだ、描き直し!!
(ノ∀`*)アイタ
ついでだから板の余裕がある限りもうちょっと縦に長くします。
・ペグの穴位置を端から13.5mmに変更
・ペグの間隔を端に沿って35mmに変更
・最下部のペグの位置を59mmに修正
・縦の長さを5mm延長
・最上部の横幅を左右各2.5mm延長
・Vの角度が若干急になるように修正
これでいきます。
先生!!
寸法を変更したら板の接合部分にペグの穴を開けなければならないみたいです!!
一番下の1弦と6弦のペグの穴は元の穴をそのまま利用すると決めていますが、真ん中の2弦と5弦のペグの穴が板の接合部分重なってしまいます。
接合部分の境目に穴を開けるような場合、特に材料の硬さが異なる場合は、ドリルが柔らかい材質の方向へ寄ってしまう可能性があるんです。
(*'へ'*) ンー
まぁこの形状ならボール盤が使えるので、細いドリルから慎重にやれば大丈夫かな。
まぁ端材で実験してからという手もありますがそこまで慎重にならなくても万が一失敗したら一度大き目の穴を開けてから丸木で埋めて再度穴を開け直せばどうせ塗装するわけだから跡は見えないし、ゼェ、ゼェ・・・
完成予想図!
分かりにくい
(ノ∀`*)アイタ
これならどうだ!
(・∀・)ブイ!ブイ!
結構な段差ですが・・・
次回へ続きます!
(次の記事)