ピラティス研修と臨床での運動療法について感じたこと②

こんばんは。

花畑リハビリテーション研究会の山下翔平です。

本日で東京でのピラティス研修が終了しました。

そこで感じたことを書いていきます。

細かい指導などは文面で伝えにくいので、

実際にピラティスを体感してください。

3/19にピラティスのグループセッションを行います。

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当たり前のこともほとんどかもしれませんが、とても大切なことだと思います。

そして、実際にどれだけの方が出来ているのでしょうか？

①誰のための運動療法？

私たちは対象者の問題点を抽出し、目標達成の手段の１つとして、運動療法を用います。

対象者より私たちセラピストの方が運動について詳しいのは当たり前です。

しかし、その情報を知っているか知らないかの差だけで、知らぬ間に上下関係のようなものを築いてしまう方も少なくないと思います。

そんな教えている⇄教わっているの関係で進めていっていくと、

伝える側である私たちの運動療法お披露目会のような状況になってしまう可能性があります。

それは誰のための時間なのでしょうか？

降り続く言葉の連呼に対象者は混乱してしまうかもしれません。

あなたの時間ではなく、対象者の時間だということを忘れずにいてください。

②伝えたいこと届いてますか？

前回のブログでも、対象者が置いてけぼりになる話をしましたが、それも同じです。

その１つに、

あなたの伝えたいことが対象者に届いているのでしょうか？

本当に伝わった時って、

「あぁーこれかー。」とか

「あっ、すごい！こんな感じで動ける」とか

そんな反応があると思います。

それは相手の言葉だけじゃなくて、

非言語レベルにおいてもです。

内容を伝えるだけの運動療法は無意味です。

目的が運動療法にはないからです。

私たちが行う運動療法に

明確な意図を持ち、

運動療法を通して、

対象者の変化が起こるような、

そんな伝え方をしたいですね。

③あなたがするべきことは？

私たちがするべきことは

対象者が望む状態や状況にすること、

または専門的な見解から近づけることにあると思います。

ここでも勘違いしてはいけないのは

主役は対象者であることです。

私たちセラピストではありません。

もちろん"治したい"という気持ちも湧いてくるでしょう。

でも主役は対象者です。

対象者が何がしたいのか、

そしてどうやって受け取れるのか、

それを見極める必要があります。

私たちのエゴを押し付けるのは違うと思います。

どんな方でも病院などの施設に来ている限り、

よくなりたいという背景があります。

ただ、その肯定的な背景とは別の背景も隠れていることもあると思います。

タイミングが重なった時、

肯定的な背景が出てきた時、

きっとその対象者の内側からそれはもっと出てくると思います。

それを"待つ"のか"引き出す"のかは人によって異なるかもしれません。

ただ、外側から押し付けを受けているような状況ではきっと出てこないでしょう。

しっかりと対象者を観察し、全体を捉える必要があります。

今回のピラティスの研修を通して、

運動についてだけでなく、

さまざまなことを学ばせていただきました。

教えてくださった先生、

機会をくださったスタジオのスタッフの方、

一緒に学んだ方々に感謝します。

本当にありがとうございました。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

花畑リハビリテーション研究会

代表 山下 翔平

HP

http://www.hanareha.net
Mail
hanareha.hokkaido@gmail.com

～今後のセミナー予定～
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