胸式と腹式のコンバインドが理想!
今週土曜日は『めるもバレエスタジオ』での講習会&ライブ配信です。 どんなレッスンをするかは上のブログに書いてありますので興味のある方は是非受講、またはライブ配信を観に来て下さいね。
『バレエの呼吸法は腹式?胸式?』と云う事ですが、結論から言うと両方使います!
しかし、どちらの重要度が高いのかと云うと絶対的に腹式呼吸の方が重要です。
自分で実際に背骨を真っ直ぐにしたまま胸式呼吸だけをしてみましたが、呼吸がし難く首も引き伸ばし難くなりました。 しかし背骨を反らせる様に胸式呼吸をすると呼吸も首も楽になったのです。 それでも胸郭を一杯に開くと腰椎付近が前に飛び出て体幹が歪むので、胸郭の開き加減に気を付けなければなりませんでした。
“コントラクション”しながら胸式呼吸も試してみましたが背骨が固まって動いてくれずに息が止まり呼吸そのものが出来ませんでした。
腹式呼吸でも同じ事を試してみましたが、こちらは殆ど問題が起きずに動く事が出来ました。 但し腕を大きく広げる時には胸郭を動かさないと腕の動きに制限が掛かるのが難点ですね。
こうして胸式呼吸法でどこまで体幹を動かせるかを検証してみると凄く不自由な事が解りました。 実際のレッスンでは、どの様に胸式呼吸を使っているのかと言うと腹式呼吸と併用している事が殆どです。 しかも腕を体の後ろに持って行く時などに使う場合が多いです。
胸式呼吸か腹式呼吸のどちらかに一方しか使えないとなると相当に呼吸し辛く身体や腕も滑らかには動かせなくなってしまいます。
ですから体幹を自在に動かして、尚且つ腕を自由動かす為には腹式呼吸と胸式呼吸を組み合わせて上手く使わなければならないのです。 呼吸法を身に付ける事が滑らかに踊る秘訣なのですね。
基礎の身についているダンサーが自然に行っている呼吸法等も改めて分析してみると色々な事が見付かって、とても面白いですね。