『ちゃんとやる、毎日やる』
これは故九重親方、千代の富士の言葉とお聞きしました。 大相撲の話になりますが千代の富士関は小兵ながら鎧の様な筋肉に全身を包み巨漢力士を投げ飛ばす大胆な取り組みで私の中では永遠に最強横綱であり続けて居ます。 その千代の富士関がシルベスター・スタローン氏に語った強さの秘訣とでも言うべき物が『ちゃんとやる、毎日やる』だったそうです。
やるべき事を毎日ちゃんと続けると云うのは本当に大変な事だと思いますが、それを日常の極ありふれた普通の事として淡々とやり続けられる事が本当の才能だと私も思います。 続けられない言い訳をする人が多い中で本当の強さを持つ人は人知れずに毎日の努力を欠かしません。
故九重親方は相撲が強かっただけではなく精神的にも成熟し切って礼節も全ての日本人の見本となる様な心技体の全てが整った素晴らしい方でした。
日常生活全てがトレーニングになる!
バレエでも同じ事です。 ストレッチにしろ体幹トレーニングにしろ日常のちょっとした事がトレーニングに繋がるのに何も考えずに漫然と過ごして居たのでは勿体無いのです。
椅子に座っていても常に体幹を真っ直ぐに保つ、そこから背伸びしたり背中を丸める反る等の動作で背中の筋肉を弛緩させたり強化したり出来ますし、歩く時に股関節周りを意識して居れば腸腰筋群のストレッチが出来たり骨盤を傾きを察知する事が出来る様になったりと色々とバレエに役立つトレーニングは出来るのです。
前腿をリラックスしたままハムストリングスを伸ばして歩くとかバレエに役立つ事は日常生活に溢れて居るのです。 『仕事や勉強で忙しいからストレッチもトレーニングも出来ない!』と嘆くのでは無く、今の生活の中で出来る事を見付けて実践して行く事は基礎を理解する思考力を育てる訓練にもなります。
先生に言われた事だけをやる等の指示待ち人間ではバレエが上達する事はあり得ないので、今何が出来るかを常に考えて出来る事をやる続けられる人間を目指して頑張って欲しいですね。
今日から新年度で桜も開花しましたし、心機一転して普段の生活から見直して見ましょうね。