商品の裏書きでよく見る
「たんぱく加水分解物」って何⁇
基本的に、裏書のスラッシュ(/)の後ろが添加物なので
(/)の前って事は原材料という事?
大豆・とうもろこし・小麦等のたん白質を、ペプチドやアミノ酸レベルまで分解すると、うま味やコク味を持った素材となります。たん白加水分解物はこの性質を利用した調味料となります。
よって「たんぱく加水分解物」は食品添加物ではなく、「食品」に分類されています。
タンパク質を加水分解する過程で発がん性の疑いのある物質(クロロプロパノール類)ができることが知られており、EUなどで基準値が定められています。
添加物扱いじゃないので、添加物(アミノ酸等)よりも心配な物質と言えるかもしれません。
ちなみに、日本人の食品添加物平均摂取量は1日でどれくらいでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
正解は1日で平均して10グラム以上といわれています。
1日の塩分摂取目標値が6.5グラムから7.5グラムなので
塩分よりも多い食品添加物を摂取していると言うことになります。
もちろん添加物を気にして過ごしている方とそうじゃない方で差はあるでしょうが、平均して1日10グラムほど摂取しているということになります。
これを単純計算すると
1年間で約4キロ!
そして50年間ずっとそういう食生活をしていると約200キロ摂取するという計算になります。
ちなみに
添加物の見分け方は、食品のラベル裏や横あたりに原材料が書いてあります。
その中の(/)スラッシュより後ろが、添加物です。
下記では調味料(アミノ酸等)以下がそれに当たります。
書いてあるものが多ければ多いほど添加物が多く含まれているということになります。
まだ気にしてない方はまず見るところから始めてみてください。
たんぱく加水分解物やうまみ調味料類の問題は
安全性以上に中毒性とも思える強烈なうまみにあります。
はっきりしたうまみは刺激的なほどで脳内麻薬と言っても過言でないので、油断んすると必ず食べ過ぎることになるでしょう。
よって、糖分や塩分の取り過ぎによる成人病リスクや肥満の原因になる事以上に、日本食独特の繊細な味がわからなくなるという恐ろしい結果が待ち受けています。
天然のうまみの豊かでふくよかな味とは似いるようで
全くの別物たるうまみ調味料類のうまみ。
世界文化遺産に指定された和食のうまみは化学的に合成されたものではありません。
四季に恵まれ、海に囲まれた自然豊かな日本だからこそ生まれ
育まれてきたうまみの大切にし、次世代に伝えるのが今世に生きる者の役目なのではないでしょうか。
それが伝統ということなりますよね。
こちらもどうぞ