今までの与党野党問わず日本の政治家の無能さの故と、
諸外国について、または歴史について何も知らない人々のせいで、
 
『軍事費を増やしたら社会福祉が削られる!』
or
『社会福祉を増やしたら軍事費が削られる!』
 
という二択であるかのように勘違いしているのを見かけます。
 
 
例えば上記のような人の事です。
 
これは大いなる間違いです。
こんな事を言う政治家、または評論家、または知ったかぶりをする人々は、
歴史も知らなければ、諸外国の実情についても知らないので信用してはなりません。
 
例えば「スウェーデン」と言えば日本でも社会福祉大国として有名な国ですが、
その一方でスウェーデンは物凄い武器輸出大国であり、
何と人権侵害の独裁国家にすらスウェーデン製の兵器を販売しているくらいです。
 
 

平和を愛するも独裁者に武器を売るスウェーデン

 
また国産兵器の開発を追求し続ける軍事大国でもあります。
 
 
そもそもスウェーデンは2010年まで「徴兵制」の国であり、一時的に廃止されたものの、
ロシアがウクライナを侵略した2014年の出来事を見て、即座に徴兵制復活に舵を切った国でもあります。
 
冷戦時代など、ソ連の侵略に備えて核武装しようと試みた事すらスウェーデンはあります。
 
 
なぜか日本の北欧大好きの左翼たちは、
スウェーデンが国を守る為に核武装しようとした過去の歴史や、
徴兵制の国であり、世界中に兵器を売りまくっているという現実を見ようとしませんが
 
このように、社会福祉大国と軍事大国は決して矛盾しないのです。
考えて見れば当たり前です。せっかく優れた社会福祉大国を築き上げても、
国が滅んで侵略者に支配されたなら無価値だからです。
 
過去の歴史を振り返ってみても、軍事大国を目指す国は、社会福祉の充実も頑張っていた事が解ります。
 
【現在の大問題の解決は、演説や多数決によって行われるのではありません。
鉄(兵器)と血(兵隊)によってなされるのです】
 
1862年にこのような「鉄血演説」を行ったとして有名なドイツのビスマルク。
こんなビスマルクですが、別に国民には犠牲しか強いなかった訳ではありません。
ビスマルク自身は貴族出身であり、社会主義など嫌いに嫌っていましたが、
世界初の全国的社会福祉制度を用意しております。
1883年に疾病保険法制定。
1884年には労災保険法制定。
1888年に障害・老齢保険法制定。
世界初の全国民強制加入の社会保険制度を設けたのはビスマルクのドイツでした。
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日本第一党神奈川県本部 玉川 晃嗣