【優勝に懸ける想い vol.25 #75 門倉日向子】


日本語が苦手で永遠に忙しく、返信が恐ろしく早い女、ゆいからバトンを受け取りました、#75DF門倉日向子(ひなた)です。

同じ路線ユーザーのゆいとはいつも一緒に電車に揺られ、色んなことをおしゃべりしていました。
でもその半分くらいはゆいの忙し話だったかもしれません🤭
というのもゆいは仕事が出来ちゃうけど、後輩思いの心配性と引き継ぎが苦手な性分からいつもいつも仕事を抱えに抱えて、忙殺されていました笑
でもどの仕事も最後までやりきっていてほんとに尊敬しかありません。

そしてトレーナーという非常に責任がある仕事を、私の想像以上の覚悟を持ってこの4年間やってきてくれたんだと、遅れながら最近になってこれまた電車トークの中で感じました。
トレーナーという仕事は、プレーにおいて最大の敵である怪我を扱い、選手のプレーにもメンタルにも大きく大きく関わってくる役職だと思います。だからこそ私たち選手が最高のプレーを出来るよう、必死に先輩達の姿を見て学んで真似て考えて動いてきてくれたこの4年間に本当に感謝しかないし、誇りを持って引退して欲しいなと心から思います。


それでは本題に入ります。

この4年間は一言でまとめるならば、チームスポーツの酸いも甘いも味わった4年間だった気がします。

チームスポーツをやったことがなかったこと、熱闘甲子園とかそういう熱い系が好きだった私は、チームスポーツを部活でやって、熱い青春過ごしてみたいという軽い覚悟でラクロス部に入りました。

入部してすぐはコロナ禍の制限もあったけど、練習も割と早くから出来て、迎えたウィンター。
自分の出場時間は長くはなかったけれど、優勝が嬉しすぎて、涙が出てきていました。みんなで一つの勝利を掴み取って喜ぶことってこんなにも楽しいんだと、チームスポーツの楽しさを感じた瞬間です。

そして時は流れ1,2年生の同期だけの環境から離れた3年生。今まで遠い存在だった公式戦が少し近い存在になって、ベンチ入り、スタメン、そんな言葉が身近になりました。
チームスポーツはチームで仲良く1つの目標に向かっていくものだと幻想を抱いていた私でしたが、ベンチ落ち、チーム分けの順番を見る度に、味方のはずのチームメイトが敵のように感じてしまって、個人競技のように1人で戦っているように感じてしまって、個人スポーツと化したラクロスが怖くて怖くて、離れたい逃げたいと何度も思いました。

チームスポーツはみんなで一つの勝利を掴む為に練習するけど、実際にこの手で勝利を掴めるのは20人。ユニを着て若き血を歌えるのは20人だけです。
1つの勝利に向けて練習するからこそ、ベンチから外れた時にその輪から外された疎外感を感じてしまうことがあったのだと思います。

こんな風にチームスポーツに甘い甘い幻想を抱いて、楽しさを知って、苦しさも知って迎えた今年。
今年は特にチームで戦っていると感じることがすごく多かったです。

自分がブレイクで失点しても、MDがドローを取りきって、ATがブレイクで取り返してくれる。こんなブレイクにどれだけ前を向かせてもらったか分かりません。
自分が作ったダウンボールを颯爽と駆け抜けてグラボしてオフェンスに繋げてくれる同じポジションの仲間。自分と誰かのプレーが連携した時のあの感覚は忘れません。

こんなシーンは去年までも沢山あったはずだけど、今年は特にチームで戦っていると感じました。
それはきっと、私がチームの勝利にフォーカスできるようにようやくなったからだと思います。そしてこう思わせてくれた1番の存在は、4年間共にした同期かなと思います。
4年らしくない私と違って、周りを見渡せば1年前よりも何倍も何倍も背中が大きくなった同期達がいて、そんなみんなと笑って終わりたい、そんな風に思っているのだと思います。
だからこそ、私のせいで何点も取られて緊迫した展開となった準リーグ準決勝、試合が終わった後はみんなでまだ日本一を目指せる事に安堵して涙が溢れてしまいました。

そして日本一を目指す為にも、やるべき事をやる。フィールドに立っている一人一人のプレーは繋がっているから、一人一人がきちんとやるべきプレーをする。ベンチに居てもやるべき準備をする。ベンチ外でもやるべき練習をする。これがすべてチームの勝利に繋がります。

引退まで残り10日となった今、やるべき事をやって勝ちきりたいと思います。

そして最後に一つだけ、来年に向けて後輩に伝えたいことを書かせてもらいます。

それは、挑戦して失敗する勇気を持つこと。

私はラストイヤーを迎えるにあたって、私自身の永遠の課題であるクロススキルを高めるために、「挑戦の年」にしようと決めました。
レベルアップするためには、現状を打ち破るために挑戦しないと始まらなくて、でも挑戦しても始めからうまくいくはずはありません。でもこの失敗を私は恐れて、挑戦しきることはできませんでした。その結果、クロススキルも上げきることはできずここまできています。
だからこそ、後輩たちには挑戦する勇気を持つことを忘れないでほしいです。挑戦して失敗すれば周りから色々言われることもあるかもしれないけれど、挑戦したんだもんって内心で思っておけばいいです。挑戦が怖い気持ちはすごくわかるから、あー逃げちゃったなと後輩のプレーを見てて思うこともあります笑。そんな後輩たちにこそ、逃げないで挑戦して、1年後、2年後、3年後もっともっとレベルアップした君たちを見たいと心から思います。

そして本当の最後に感謝の言葉を。

この4年間は、コーチ、先輩、後輩、同期、家族と多くの人に支えられました。
特にこの4年間私が続けてきた理由は、間違いなく同期がいたからです。一人一人が人として尊敬できる面を持っていて、一緒にいて安心して楽しくて、みんなと出逢えたことがこの4年間の大きな財産であると思っています。
そして直接は言えないのでこの場を借りて家族にも。4年間やりたいと言ったラクロスを続けさせてくれてありがとう。かっこつけしいな私は、あんまり親に頼りたくないと朝ご飯のこととか色々カッコつけていたけど、結局めちゃくちゃ支えてもらっていました。ありがとう。そしてお姉ちゃん、たまに開催されるお悩み相談会、同じプレイヤーの視点を持ってるし性格も似てるからわかってくれることも多くて、吹っ切れることが少し出来ました。ラクロス部に入るきっかけも作ってくれてありがとう。

取り止めのないことをここまで書いてしまい、読んでくださった皆様には大変感謝申し上げます。

そして次のブログは、朝が何よりも苦手で、ブヨに大モテのMD#66まこです。

まこは、何度も家電を掛けた程朝が苦手だし、合宿中にブヨに刺されすぎて体調崩すほど謎にブヨにモテるし、車の運転が危なっかしい女ですが、人への愛に溢れた真っ直ぐな人です。

まこは文化部出身ということで、運動部出身の人よりも倍の不安を持って部活にも入ってきたと思います。でもその分バディを始めとした先輩方からたっくさん吸収して、丸子でも沢山沢山アフターして、技術を磨いてきて、そんなまこの真っ直ぐなラクロスへの思いに感心させられてばかりでした。
そして休部の間も、特に2年生のチーム分けとかベンチ入りに1番早く反応して、自分は直接は言えないから私に声掛けてあげてよと何度も連絡をくれました。部活から離れ、毎日必死の生活を送る中で、他人の事をここまで気に掛けられるまこ、どんだけ愛がある人間なんだといつも感じています。

そんなまこと丸子でも京王多摩川でも沢山パスキャして、まこのお父さん付きのドライブもして、新人戦で1年生が決めたゴールに飛び上がりながら一緒に喜べた時間は本当に幸せでした。
今まで色んな面で本当にありがとう。

そんなまこのブログお楽しみに!