【優勝に懸ける想い vol.27 #53 籾山優衣】


いつも笑顔で一緒にいると安心感がすごい、まこからバトンを受け取りました、4年#53 ATの籾山優衣(えいと)です。

まことは、オフの日に丸子で自主練したり、アウト期間には一緒に筋トレしたり、ジムにも行ったよね。
文化部出身で体育会に入るという決断をして、他の人の何倍も大変なことが多かったと思うのに、どんな状況でも諦めずに、努力を積み重ねている姿を見てきました。

そして3年生では育成を務め、自分の練習に加えて1年生の練習にも参加するという鬼忙しいスケジュールをこなし、常に1年生のことを思って動いてくれていました。そんな姿を見て、私も頑張らないと、といつも刺激をもらっていました。

また、本当に優しくて包容力があり、まこと話している時間がとっても好きです🤝

そんな彼女、お酒を飲むと同期にダルがらみする癖があり、被害者の会が作られているとか笑
とりあえず引退したら早く飲みにいこうね🍻

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さて、引退まで残り1週間をきった状態でこのブログを書いていますが、やっと引退する実感が湧いてきたと同時に、Vリーグ優勝に続き、準リーグでも絶対に優勝したいという思いが日に日に増しています!

4年間を振り返ると、各シーズンで楽しかった思い出や辛かった経験など、沢山の感情が蘇ってきますが、今年が一番充実していた1年だったと感じます。
それは、純粋にラクロスを楽しめていることと、チームで戦っているという感覚が強いことが理由かなと思います。

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1つ目の、「ラクロスを楽しむ」ということは、簡単なようなことであり、とても難しいことだとこの4年を通して実感しました。
少し私自身のラクロス部人生を振り返ってみたいと思います。

ラクロス部への入部を決めたのは、最後の学生生活を何かに打ち込んで過ごしたい、というみんなが抱くような漠然とした思いからでした。
私たちが入部した年は2020年、新生活が始まると思っていた矢先にちょうど新型コロナウイルスが流行り出した年でした。最初は同期や先輩と会うことも出来ず、zoomの画面越しにラクロスをする日々でした。

私はグラウンドから家が近かったこともあり、幸いなことに入部早々から、丸子に自主練に来る先輩に混じってパスキャやシュートをして、ラクロスの楽しさを沢山教えてもらいました。どんどんラクロスの魅力にはまっていき、1年生の夏休みは毎日アフターして夕方まで丸子にいる生活を送っていました。

そんな自主練の成果も実り、サマーでは初得点を決めることができ、とても嬉しかったのを覚えています。夏までは、ラクロスという新しい競技を純粋に楽しめていたと思います。

そんな矢先、サマーの直後くらいから、シンスプというなかなか完治しない厄介な怪我に悩まされるようになりました。数か月の完全アウト期間を終えても、全力でプレーできないもどかしさを感じながら、残りのシーズンを過ごしていました。

オフを返上して同期と毎日練習して、優勝をつかみ取ったウィンターは、嬉しかったのももちろんですが、自分が何も勝利に貢献できずどこか他人事のように思っていたのも事実でした。

この怪我から始まり、私はほぼ毎シーズン、アウトを余儀なくされるような怪我をすることとなります。
(後輩のみんな、練習後のストレッチとトレは軽視せずしっかりやってね。怪我すると本当に大事と痛感します笑)

でも、アウト中も自分がチームに出来ることを探したり、復帰後に練習についていけるように筋トレやクロスワークを練習したりと試行錯誤した経験も、今の自分の糧になっているのかな、とも思います。4年の夏以降は、怪我なくフルで練習に参加でき、今までのアウト経験があるからこそ、全力でプレーできることの有難さを実感しています。

ちょっと話は逸れてしまいましたが...「ラクロスを楽しむ」ってどういうことなのか。
この問いに対する私の答えは、

「失敗してもいいから挑戦し続けること」

だと思います。

私自身、1、2年生の頃は、正解のプレーを目指して自分で考える事を疎かにしてしまったり、練習試合で挑戦するのを諦めてしまうことがよくありました。
しかし大事なのはボールに自分から絡んで、むしろ失敗する経験をしに行くことであると思います。これは1年生の頃からコーチや先輩に言われていたことですが、最近になって実感します。
だから積極的に1on1を仕掛けている後輩とかを見ると、ナイストライ!と思います!

また、私は4年生の7月にMDからATに転向しましたが、ポジションが変わると更に新しい発見や楽しさが増し、4年目になってもラクロスってこんなに奥深くて楽しいものなのかと思っています。
それもいまラクロスを楽しんでいる理由の1つのような気がします。


2つ目の、「チームで戦う」という感情は、今シーズンになって特に大きくなりました。このチームで試合に勝ちたい、準・Vリーグ優勝を果たしたい、と強く思います。

私がリザ幹に立候補したのは、昨シーズンの準リーグ後に、引退する4年生の先輩から「ラストイヤー、なにか役職について部活に全力で打ち込んだ方が絶対に得るものがあるよ」と言われたことがきっかけでした。自分のプレーに自信があったわけでもなく、果たしてチームを引っ張っていけるのかという不安はもちろんありましたが、何かしらの形でチームに貢献したいという気持ちもあり、1年間務めさせてもらいました。
今となっては、自分のその選択は正解だったと思います。

なぜなら、1人1人の思いや行動が、チームに最も大きな影響を及ぼすということに気付けたからです。

いつも私のモチベとなっている、頼れる同期。
練習を盛り上げてプレーでも引っ張ってくれる頼もしい後輩たち。
率先してビデオ見を開催してくれる人、アフターに毎日残ってる人、練習時間増やそうと率先してメニュー入る人、留学先から応援してくれる人...

このような1人1人の言動がとても大きく、どれだけチームを動かしているのか、気付くことができました。

私個人としてチームに何かできたことがどれだけあったかは分からないけれど、ここまで来れたのは間違いなく同期と後輩のお陰です。
この人達の為に戦いたい、と思います。

あの灼熱の太陽の下、夏練を乗り切れたのも、5日間の合宿がなんとなく短く思えたのも、練習後のシャラン頑張れたのも、みんながいたからです。

このチームで1年間頑張ってきたからこそ、準リーグ優勝という形で締めくくりたいと強く思います!

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長々とした文章にお付き合いいただき、ここまで読んでくださりありがとうございます。

最後に、感謝の思いをこの場を借りて伝えたいと思います。
4年生まで部活を続けてこれたのは、コーチ、先輩、同期、後輩、家族の支えがあったからです。4年間を通して関わって下さった全ての方に感謝です。

まず同期へ。
1人1人が優しくて、私にとってかけがえのない存在です。練習後に橋下でくだらない話をしながら過ごす時間も楽しかったよ。
「集団性陰キャ」を発揮しちゃう私たちだけど、この学年で良かったといつも思ってます。この4年間ほぼ毎日顔を合わせていたのにもう気軽には会えなくなると思うとちょっと寂しいけど、こんな素敵な人達が私の同期で幸せです😌

後輩たちへ。
本当に沢山の面で助けられてきました。個性豊かで、ラクロスに対する気持ちが熱いみんなのエネルギーがどれほど力になったかわかりません!これからのみんなの活躍が楽しみです。
ここで書くと長くなってしまうので、1人1人への思いは手紙に書きたいと思います。

そして家族へ。
直接は言えない気がするのでこの場をお借りして。
約10年間の部活生活を送ることができたのは、両親のお陰です。入部して早々、私が家で練習したいからと言ったらネットを買って駐車場に張ってくれたり、朝練の日には早くに起きておにぎりと水筒を用意してくれたり、外部グラウンドの日には私の運転の練習も兼ねて毎週末ドライブ付き合ってくれてたり....とあげたらきりがないですが、本当に大きな支えでした。
試合に出るたびに配信で応援してくれて、そんな家族の為にも頑張ろう、って思ってました、ありがとう。
大学生にもなってこんなに手がかかる娘でごめん、これから親孝行できるように頑張ります笑

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次は、#85 MDちあきです。
ちあきとはラストイヤー、同じチームでプレーしてきた同志です。本当に面倒見が良くて、みんなから頼られる、お姉ちゃんのような存在です。
そして、ラクロスに対して誰よりも真剣に向き合っていて、彼女が部活において妥協しているところを私は一度も見たことがないです。本当に尊敬です。

試合では、安定感抜群のグラボや鋭いチェック、そして正確なインターで勝利に繋げてくれるのはもちろん、エンターテイナーな一面もあり、見事な転びで会場を湧かせてくれることもしばしば笑

留学で1年間のブランクがあったことが嘘のように活躍していて、純粋にすごいと思っています。努力の人です。

また、コミュ力もとても高くて、彼女の周りの人はいつも笑顔です。ちあきが帰ってきてから、チームの雰囲気は更に明るくなり、プレー面においてもそれ以外の面においても、チームには欠かせない存在です!

ラスト1週間一緒にプレー出来ることが嬉しい!準リーグまで頑張ろうね❤️‍🔥

そんなちあきのブログをお楽しみに!