「国宝 醍醐寺のすべて」 | 創業280年★京都の石屋イシモの伝言

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今日、「国宝 醍醐寺のすべて」に行って来た。

奈良国立博物館で9月15(日)まで開催している特別展である。

招待チケットを前から頂いていたのだが、ギリギリでないと、
重い腰があがらないタイプの為、封筒に入れたまま放ってた。

だが、本日は醍醐寺座主と東大寺別当によるフォーラムもある
と云う事で、朝7時のバスに乗り、近鉄電車で奈良へ向かった。

                                

奈良へ電車で行くのは、京都に来て19年目だが、まだ4回程だ。
それくらい、電車では行かない。まず、車である。

むしろ運動の為、自転車で日帰りした数のほうが、遥かに多い。

嵐山から木津までのサイクリングロードで奈良に入り、平城京跡
の辺りで戻るのだが、マウンテンバイクなので、ヘトヘトになる。

無論、今はできないし、ズェッタイにしたい。と、思わない。

今日、電車で奈良へ行って帰って来ただけで、ヘトヘトなのだ^^

 

ところで、フォーラムだが、朝9時半に整理券を配ると云うので、

それに合わせて早めに行ったが、今朝の奈良は何とも蒸し暑く、
相変わらず、シカが多い。首筋に汗かき歩く、吾輩をジッと見てる。

おっと、そんな事はどうでも良く、肝心のフォーラムについては‥

時間を延長しての、約2時間だったが、コーディネータの進行も
丁寧で、画像つきもあって、非常に分かり易く、説明されていた。

なぜ、京都の醍醐寺の特別展を奈良で開催したか、密教の醍醐寺
と、顕教の東大寺の関係は?、醍醐寺と修験道の関わり合いは?

詳しい話は省略するが、奈良仏教と平安仏教の軋轢や、鎌倉仏教
の庶民信仰の起りから、明治の廃仏毀釈まで。時代の変化に応じ、

日本の仏教も変わるが、結局は和合しながら連綿と続いてきた。
その関係性を、再認識させられて、とても興味深い内容だった。

また特別展だが、“五大力さん”で知られ、普段は上醍醐におられる
五体の明王様が山を下り、涼しい処でラクに見れるのは、有難い。

美しい如意輪観音坐像や、快慶作の弥勒菩薩像など、素晴らしい
仏像群と共に、数多くの曼陀羅図や仏具、書状も展示されている。

展示品約190件のうち国宝62件、重要文化財85件のオンパレード。
コレデモカ、って感じ。音声ガイドで聞けば、なおGOODですね。

9月15(日)まで開催してるし、まだ、間に合います。

久しぶりに奈良でジッと、シカと対面するのも良いかも。です^^