卒業式・入学式・その間に仕事とバタバタの中、大學院の授業が始まりました。

実は、卒業旅行もしっかり行ってきましたよ。



同じ神道文化学部の友だち五人で、沖縄旅行!!

まだ寒い時期だったけどもう沖縄は暖かい。
まずは腹ごしらえでソーキそばを食べることに。ここのソーキそば、すっごく美味かったです。




そして沖縄総本社の波上宮へ。
皆で同時に参拝しよう!

とそろって拝礼。


一般的には二拝二拍手一拝…なのですが

神事の祭式が体に染みついている社家の友人が

正式な神前の深揖(45度)から始めてしまい、拝(90度)のタイミングがバラバラに笑笑い泣き







改めて沖縄の神社の社殿を見ると、屋根の色がエキゾチックだったり、狛犬が狛シーサーだったりと、南国らしい個性と美しさがありました。
御朱印帳の順番待ちの札が可愛い。

ちなみにこの日皆がもらった御朱印帳は同級生の相川七瀬さんのデザイン。毎年、新しく香島神宮の御朱印をデザインしているそうです

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そして行きたかった斎場御嶽(セーファウタキ)へ。



このあたり一帯は、沖縄の人たちにとって特別な場所。そこかしこに祈りを捧げる拝所があります。観光客に向けた諸注意の映像を見てから出発。


御嶽に至る道程の途中、特に強い力を感じる場所があり、一気にブワッと深いところに入って久々に言葉が出なくなってしまいました。 



なんだろう……原始の自然の圧倒的なパワーに飲まれるというか、包み込まれて、涙が溢れました。

ペルーのアンデス山脈もそうだけど、

なぜある一定の場所に行くとこうなるのか。
知らず意識を変えてしまうような、強い、根源的な何かが、そういう地にはあるような気がします。

みんなそれぞれ何かを感じつつ、無言で歩いた先に現れた斎場御嶽。




前に行った時はこのような柵はなかったのですが、聖域の入ってはいけないところに入ったり香炉に触ったりする人がいるので、今は立ち入り禁止になっています。

ガイドさんが御嶽について説明してくれました。
御嶽(ウタキ)とは「聖地」のこと。「斎場御嶽(セーファウタキ)」は琉球開闢伝説にもあらわれる琉球王国最高の聖地。


琉球王国時代、国家的な祭事には「神の島」といわれる久高島の聖なる白砂を運び入れ、御嶽に敷きつめたとか。

琉球国王や聞得大君(きこえおおきみ)は、六カ所の神域を参拝して、国家繁栄・安寧、五穀豊穣、航海安全などを神に祈願したそうです。

そんな祭事の中でも、最も大切な行事は、聞得大君(きこえおおきみ)の就任式。
聞得大君とは、国王と王国全土を霊的に守護する王族の女性。この斎場御嶽は、聞得大君が神の声を聞き一体となる儀式が行われる場所なのでした。

そんな話をガイドさんから聞いていると、どこからともなく蝶々が。
ここでは黒い蝶は神の使いだとか。



すごい。
神様の話を、神職の私たちが聞いているときに

神様の使い。
蝶々はみるみる増えて2~3匹になり、しばらく周りを飛びまわっていました。



御嶽からの帰り道…

久高島遙拝所がありました。
波上宮でもかすかに見えた久高島。

今まで沖縄には5回も来ているけど、行きたいと思いながら一度も行けなかった神の島。

久高島に、行きたい……!!
猛烈に行きたい思いが膨れ上がっていたとき、

「行っちゃう?久高島」

七瀬さんが口火を切り、
知り合いの方に連絡を取ってくれて
次の日、なんと私たちは船で久高に行くことになりました。


もしかしたら、最初から、私たちの行く先は決まっていたのかもしれません。


続きます。。。