自然療法の世界をどうしたら沢山の方に伝えられるか。
やはり人の体に触れて、お話を聞いてを沢山しないとわからないことがある。
そんな想いから、この12月からオーガニックビューティーセラピストも並行して目指すことにしました。



実技・座学と沢山の学びが始まりました。

私が学んでいるコットンハウスでは、時間や距離を超えて学べる仕組みがしっかり。
今回私もZOOM(Web会議システム)を使って近所のCaféから参加。
通学できない日もこうして自分のペースで学べるのは本当にありがたい限り。


第1回目は「精油科学」の座学。
3つの視点から学びました。


■そのトラブルの何故を考えよう!
 例えば、皮膚が赤くなる原因は様々。
顔は無数の毛細血管に覆われていますが、
その毛細血管が生まれつき拡張しやすい性質なのか。
お風呂やお酒を飲んだ後に赤くなるような後天的なものなのか。
同じ「皮膚が赤くなる」とという現象1つにとっても
原因が全く違う。

後者の先天的に赤くなりなりやすい人であれば、
皮膚を強くしてあげれることがアプローチ方法かもしれない。
しっかりと、カウンセリングを行う大切さがここにあります。


■化粧品で選ぶのではなく成分をみて選ぼう!
 これは敏感肌用と書いてある化粧品だから、エイジング用だからと商品で選ぶのでなく、まず何の精油が入っているかを必ず確認すること。

よく見ると敏感肌用と書いてある化粧品に、実は刺激の強い精油が少し混ざっていたり。
それが人によってはピリピリしたり。
1つ1つ丁寧にセレクトする行為は、自分や誰かを大切にする行為に繋がっていくと思います。

さらにその精油の成分も覚えておくと、更に詳しいアプローチができるようになります。

(鎮静系の植物)
酢酸リナリル、リナロール、
カマズレン、ラバンジュールなどを含む植物クローバー
・カレンデュラ
・ラベンダー
・カモミール
・シアバター
・月桃


(活性系の植物)  
フィトケミカル成分含有量が高い植物赤薔薇
ビタミンE、オレイン酸、ポリフェノールなど
・エーデルワイス
・アルガン
・ローズ
・ナッツ系オイル(マカデミアナッツ、アーモンドなど)
・ゼラニウム
・フランキンセンス
・ざくろ
・柚子種子油



■精油と植物油を使いこなそう!
実は明確に違いがわかっていなかったニヤリ
2つの違い。
○精油(エッセンシャルオイル)
植物の花や葉、樹皮、果実、種子などから抽出したものです。様々な植物の芳香成分と有効成分を含んでいます。圧搾法や水蒸気蒸留法などによって
芳香成分を水と分離して精油を得ます。

○植物油(キャリアオイル)
料理に使うオリーブ油なども植物油。
種類によって異なる栄養素、ビタミン、ミネラルが
含まれています。
精油は、様々な成分が凝縮されてるため、
原液を直接肌に塗るには植物油で希釈してから使います。
また植物油の種類によっては肌を柔らかくしたり、代謝をあげたりすると言われているので、マッサージオイルに適しています。

ちなみに精油成分は皮膚を通して血中に取り込まれ、血液の流れを通して全身へ。
植物油の脂肪分は、リンパ官をとして全身を巡ります。
全身を巡るものだからこそ、どの精油を選ぶのか、どの植物油を選ぶのかが大切になってくるのですね。

ただこの植物油。
酸化を少し気にしてあげなければいけません。
判断の指標として「ヨウ素価」というものがあります。
数値が高い程酸化しやすいですが、酸化しやすい油ほど、栄養価をたっぷり含んでいるという側面もあります。
・アボカド油 65-110
・オリーブ油 75-90
・ココナッツ油 12-20
・セサミ油 103-118
・スイートアーモンド油 92-114
・月見草油 195-199
・ホホバ油 92
・マカデミアナッツ油 70-80

アトピー肌の方にオススメの月見草油はとても酸化しやすいですが、よい状態で管理したものを少量使えばとても効果があります。

10:1の割合で、ヨウ素価の高いものと低いものをブレンドして、酸化をクリアしつつ栄養価を摂取するのがオススメ。

このように精油も植物油も、成分を深く理解すること、欠点のあるものも何かとブレンドすることで、最適なものに変えること。
こんなアプローチで、
・世代
・季節
・体質
に合わせてその方にぴったりのセラピーができるようになるのが目標です。

まさに、オーダーメイドのセラピー✨

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