サッカー2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に、日本が出場を決めた。
 昨夜の試合、大阪・名古屋と移動中でテレビ観戦は出来なかったが、夜中のスポーツニュースで試合終了間際のPKで本田選手が見事に決めて引き分けでの5大会連続出場である。
 81分で先制され、ロスタイムでの同点ゴールとは絵に書いたようなドラマチックな神懸かり的な結果である。
 スポーツの感動を味わったサポーターはじめ、国民が多かったことだろう。
この感動を政治でも展開したいものである。いや感動を与える義務があることを国会議員それぞれ肝に銘じてほしいものである。
 予算が成立し、6月の都議会議員選挙、7月の参議院選挙を控え、議員会館は静かな感じである。
 参議院選挙を控える議員は当選に向けての活動は当然だが、特に引退する議員は国民の代表として最後までベストを尽くしてほしいものだ。消化試合ならぬ、何もしないで日々送ることは国民に対する背任行為である。私は任期中こうしたことをやったと胸を張って言える仕事をして有終の美を飾って戴きたいものである。
最近、魂のこもった政治家がいないと感じるのは私だけではないだろう。最後に乾坤(けんこん)一擲(いってき)の仕事をすることが、本田選手の同点ゴールにも似た感動と重なることではないか。参議院の定数削減の声を上げて実現したなら日本政治史を飾ることになる。
大地は、参議院議員は人口100万人に1人、全国比例区・地方区(選挙区)をやめ、衆議院の比例ブロック選挙区にするべきである。そうすると今の242人から125人から130人で収まる。やろうと思えばできる話でないか。
道筋だけでもつける勇気と決断を強く期待したいものだ。そこに参議院の良識の府としての評価が出てくるのと思うのだが。
衆議院が定数削減をやろうとしていない今の状況を見る時、参議院の独自性をアピールする絶好のチャンスである。