共同通信社が9・10日行った全国世論調査で、派閥の政治資金パーティーの裏金問題で、政治倫理審査会に出席した安倍、二階派の幹部5人について「説明責任を果たしていない」との回答が91.4%、内閣支持率は20.1%で、前回調査(2月3・4日)の24.5%を4.4ポイント下回り、岸田内閣として過去最低で、不支持率は64.4%で、前回調査より5.5ポイント上回ったと報道されている。

 また、裏金に関与した安倍、二階両派の幹部には「重い処分が必要だ」が77.3%で、裏金受領議員への税務調査を「行うべき」がなんと94.5%に上ったそうだ。国民の厳しい思いが数字に表れている。

 この数字を関係議員は重く受け止め、国民に「そこまで決断したか」と理解してもらえるよう自ら進んで身を処すべきである。そうすることによって少しでも国民の理解が得られるのではないか。まさに政治家の「矜持(きょうじ)」が求められている。

 東日本大震災から今日で13年である。朝から関連報道を見ながら、改めて13年前を想い起し、感慨(かんがい)無量(むりょう)であった。

 あの時、喜連川にいて震度6を初めて経験する強い揺れに、ただただビックリしたものだった。

 2日後、初めてリアルタイムでテレビを見て、被災地の惨状を目の当たりにし、自然のエネルギーのもの凄さを改めて思い知った。

 3月11日の大震災が起きるまで「何故ここにいなければ」とか「国策捜査、間違った権力の行使」に悶々(もんもん)としていたが、震災を機に「1日も早く社会復帰して、少しでも社会に貢献することだ」という気持ちになり、それからなんとなく肩の荷が下りたような気分になった。自然に教えられた頭づくり、転換だった。

 平成23年12月6日、仮釈放されすぐ義援金集めをして2週間後、宮古市、越前高田市、田老町に行き、翌年11月25日、平成24年12月16日に宮古市長に義援金を届けたことが想い出される。

 自分で何ができるか、背伸びせず出来ることをしようと私はいつも心掛けている。

 今尚、避難されている方々に思いを寄せながら、元旦に起きた能登半島地震でも大変な困難、苦労をしている人がいる。1日も早い日常生活ができるよう自分で出来ることをして行きたいと心するものである。

 「災害は忘れた頃にやって来る」とよく言われる。また「備えあれば患いなし」とも教えられた。昔から言われたことを胸に心に刻みながら生きて参りたい。

 

10日のコメント

 チョモ・ラン・マーさん、有難うございます。政治家に日曜も祝日もないと私は考えて行動してきました。人一倍働いた結果「何があっても鈴木だ」という仲間が支えてくれました。

 農民倶楽部さん、お米、小麦、イモ、牛乳、牛肉、もっともっと生産が必要だと思います。

 ひでおさん、そうです。間違った権力の行使はあってはなりません。私は今も検察と闘っています。数十万で起訴され、なぜ何百万円、何千万円脱税行為をしても何の罰も受けないのは不公平だと国民は怒っているのです。

 BAHOさん、多様な価値観、さまざまな考え、思いを、議論に議論を重ね、そこで得た結論はお互い尊重する、守るが民主主義の前提です。上からの押し付け、一方的な決定はあってはなりません。

 さださんのおっしゃる通りです。初動で国民にお詫びし、正直に事実関係を明らかにすれば国民の受け止めは違っていたことでしょう。

 yiさん、厳しい処分をすることが政治不信払拭の一歩です。