今後の国会の一つの関心事になるのが政治資金規正法改正である。

 与野党とも「改正」という点では方向性が一致しているが、大事なのは中身である。

 政治資金管理団体の代表は国会議員がなっているケースが大半である。ならば現行法律でも監督責任があることになっている。

 裏金問題、キックバック、不記載、会計責任者だけが責任を取らされた方になっているが、本来なら代表者も責任を負う仕組みである。

この点、代表者たる政治家の責任を具体的にどうとらせるのかをはっきりさせなくてはならない。

 全国各地を廻り言われることは「政治家自身の身分にかかわる法律にすべきだ。今回のように意図的に法に触れるとわかっていながら届出しなかった確信犯ともいうべき政治家は、議員辞職させるとはっきりさせるべきだ」という内容が圧倒的に多い。

 秘書と政治家は一体であり、秘書に任せていたという言い訳は通用しない。

 中川一郎先生の秘書をしていた時、私は「この人のために一身をかける。だから間違いはしない」という思いで働いていた。だから中川―鈴木は一心同体と言われたものである。

 今後どういう議論になって行くのか注目しながら、政治家自身が責任を取る形の改正にすべきである。

 朝6時過ぎの便で女満別空港に飛び、網走管内美幌町、大空町、小清水町、斜里町の後援者に挨拶廻りをし、13時から斜里町ウトロで令和4年発生した知床遊覧船事故追悼式に出席。

 20人が亡くなり、今尚6人が行方不明である。一日も早い発見を願うのみである。

 この観光船KAZUⅠ沈没は、知床全体の観光に大きな負の遺産となっている。

 世界遺産の知床である。大きな犠牲を風化させることなく、自然の恵みを活かすことが亡くなられた皆様へのせめてもの償いと心したものである。

 

22日のコメント

 tokoton山の男さん、多くの人が思っていることでしょう。今回の裏金問題、キックバック、不記載はわかっていてやった確信犯です。身分に係る処分をすべきでした。

 松村訓明さん、勇ましく国防を叫ぶ人がいますが、命ほど尊いものはありません。政治の究極の目的は世界平和です。

 ひでおさん、法律以前の問題として政治家個々人の認識、心構えが必要です。

 さださんの言う通りでズレています。今の法律でも政治資金管理団体の代表は国会議員です。監督責任があるのです。心構えがなっていません。

 慎一さん、宜しくお願い致します。


※知床遊覧船事故追悼式