伊藤信太郎環境大臣に対する風当たりは極めて強い。北海道に戻り、各種会合に出ても「鈴木さん、あの伊藤大臣の人間性のない態度はなんだ」という声が多い。

 「私もそう思います」と答えながらも、なんとも情けない、心ない態度だったと改めて思う次第だ。

 あの時、なぜ伊藤大臣本人が環境省の官僚に「時間、少々伸ばして話を聞こう」と言わなかったのか。

 「マイクを切ったことを知らなかった」というが、あの時の会場の雰囲気、怒号を感じなかったとしたなら相当な感覚のズレであり論外である。

 また、まわりの官僚が誰一人「話を聞きましょう」と伊藤大臣にアドバイスしないことも水俣病で苦しんでいる人に対して、真摯に向き合っていない姿勢を明らかにしたようなものである。

 14日、法務委員会で環境省関係者に真実を確認すべく手続きしたい。環境委員会ではないので大臣が出ることはないが、近い立場にいる人に(ただ)して参りたい。

 昨日、政治資金規正法違反罪に問われた清和政策研究会(旧安倍派)の松本淳一郎氏の初公判が東京地裁で行われ、起訴事実を一部否認し、大筋で認めたとのことである。

 6億7千5百万円もの不記載を派閥の代表たる者、塩谷立衆議院議員はじめ事務総長が知らなかったでは通る話ではない。

 森元総理が文藝春秋で書いているように、座長たる塩谷立氏が責任を取るのは当然だと思う。監督責任は今の規定法にあるのであるから。

 私から見れば甘えの構造と受け止める。「この位、この程度、皆している」といった感覚で、何年も続いてきた仕組みが爆発したことである。

 今からでも塩谷立氏が政治家としての矜持を示すことが政治不信払拭の一助になると思うのだが。

 朝7時発で千歳に飛び、10時から日高管内新ひだか町で「第12回シベチャリ武四郎まつり」に出席。

 北海道と命名し、アイヌ民族と向き合い、歴史、文化を敬った松浦武四郎(おう)を称える式である。大川アイヌ協会会長はじめ関係者に敬意を表したい。

 新ひだか町で挨拶廻りをし、14時、札幌大通公園でウォーク&トーク(市民対話)を行う。5月晴れ、北海道の春真っ只中の気持ちの良い街頭演説であり、伊藤大臣の問題、国際情勢等話す。

 15時から札幌大地塾。ここでも伊藤大臣の問題、国際情勢とりわけロシアのプーチン大統領就任、今問題になっている長谷川岳参議院議員のこと等々、直近の話題、出来事を話した。

 国民の思いをしっかり受け止めて参りたい。

 

10日のコメント

 yiさんのお気持ちよくわかります。

 ひでおさん、世の中理不尽なこと多々ありますね。私も十分経験しました。だから悪しき権力とは闘って参ります。

 tokoton山の男さん、そもそも「心」があるかないかです。一寸した優しさ、配慮が何故なかったのか。論外だと断じます。

 谷口ダイゴさん、高学歴、偏差値秀才の政治家は沢山います。それらが政治家として皆しっかりしているかというとそうではありません。政治家としての「心」がなかったし、それは「地頭(じあたま)」がなかったと思います。

 松村訓明さん、あの現場の雰囲気の中で黙って立ち去る姿は論外だと感じました。人間味がない証拠です。

 さださん、小選挙区制になって政治家が小粒になって来たと思います。選挙制度の見直しも検討すべきと思います。

 僕の癒着性くも膜炎との熾烈な闘いさん、私は私の与えられた立場で信念を持って頑張ります。お互い頑張って行きましょう。

 

※ウォーク&トーク(市民対話) 





※札幌大地塾