派閥のパーティーによる裏金、還流(キックバック)の不記載に端を発し、政治資金規正法改正について衆議院で審議されているが、現在ある法律を守らなかった国会議員によりもたらされた事案である。

 今の法律を守らなかった議員の責任は極めて重い。そのけじめ、政治家としての矜持(きょうじ)を示さずして、いかに法律を作っても(もと)木阿弥(もくあみ)ではないか。

 政党助成金制度を導入した際、国民の汗と涙の結晶である税金を戴く以上、企業、団体献金は廃止と国民に約束したのに、今だ守られていない。国民との約束はきちんと果たすべきである。

 その場しのぎ的パーティー券購入の公開、基準を下げるのではなく、1万円以上すべてオープンにする方が国民の理解を得られると思うのだが。政策活動費も全て使途を明らかにすることが当然ではないか。

 国民も民主主義にはコストがかかることは承知している。「入り」「出」、どこからいくら戴き、使い道はこうですと透明性を高めれば国民は納得する。

 「何か隠し事をしている」と受け止められることは政治家にとって良いことではない。

 国民の思い、何よりも政治不信を招かないためにも全公開をすべきである。

 立憲民主党が政治資金パーティーの廃止法案を出しながら、岡田幹事長、安住国会対策委員長がパーティーを開く予定と報道されている。「一体どうなっているんだ立憲民主党は」という声が聞かされる。

 なんとも無責任な、いや、締まりのない話である。「ブレーキとアクセルを一緒に踏んでいるようなトンチンカン、無責任な話だ」と多くの人から指摘され「どっちもどっちだ」という話もあった。

 ここはやはり国民にわかりやすい法律にしなければとつくづく思うものである。

 22日ウエスタ川越、24日は東京国際フォーラムで松山千春さんの春のコンサートツアー「友よ」がスタートした。

 デビューから48年、唯一と言ってよいフォークシンガー松山千春さんである。歌声と独特のトークは何十年経っても変わらない。

 川越でも東京でも私のことに触れてくれたが、人情とか気遣い、何よりも人の心を教えてくれる松山千春さんは私にとって人生の手本である。

 12月の最終札幌公演を楽しみにしたい。

 7時過ぎの千歳行きに乗り、10時から恵庭市で「北部方面後方支援隊総隊24周年記念行事」の式典に出席し挨拶する。

 何事も後方支援が大切であり、特に自衛隊の兵站(へいたん)業務の重要性を改めて感じた。

 午後、札幌に入り13時半から私が会長を務めている日本ケネルクラブの総会。その後、市内挨拶廻り等を行う。

 5月の北海道の春は何とも言えぬものがある。

 

24日のコメント

 Yamadaさん、ICCの判断、何か唐突に感じます。かつてイギリスが植民地政策を取り、アングロサクソンの上から目線、強い者が正しいという一方的な価値観は私には理解できません。いずれ歴史が正しい結論を出すことでしょう。

 富士筑波隅田川さん、歴史を振り返っても日本は国民の英知と努力で様々な国難を乗り越えてきました。政治の果たした役割があったと考えます。

 ひでおさん、外交をどう考えているのか。これから先、思いやられます。

 さださんのおっしゃる通りです。事実関係を調べたいと思います。

 tokoton山の男さん、先を見据えた外交をしてほしいものです。先が思いやられます。

 谷口ダイゴさん、外務省は宮内庁に対してどんな説明をしたのか明らかにしたいと考えます。

 僕の癒着性くも膜炎との熾烈な闘いさん、世の中、親が子を、子が親を殺すという考えられないことが起きています。このような社会になったことは政治にも責任があると受け止めております。

 

※北部方面後方支援隊総隊24周年記念行事