この件についてメールで質問を送ったが、『一般的な考え方です。その時点での分析のみ考慮しています。』といった曖昧模糊とした返事しか返ってこなかった。
何が新世紀のビッグブラザーへだ!屁も出ませんわ。顔を見るだけでムカついてくる。
この程度の評論家を持ち上げるマスコミ…もっと経済学を基礎から学んだ方がいいと思います。
所詮、薄っぺらな知識しか持ち合わせない勝間和代と同様にすぐに化けの皮は剥がれます。
【2009年3月末日(速報値) 日本国家のバランスシート 単位:兆円】
資産 | 負債 | ||
政府の資産 | 471.0 | 政府の負債 | 960.9 |
金融機関の資産 | 2,700.1 | 金融機関の負債 | 2,728.8 |
非金融法人企業の資産 | 774.2 | 非金融法人企業の負債 | 1,070.2 |
家計の資産 | 1,410.4 | 家計の負債 | 380.3 |
民間非営利団体の資産 | 53.1 | 民間非営利団体の負債 | 17.1 |
負債合計 | 5157.3 | ||
純資産 | |||
政府の純資産 | -489.9 | ||
金融機関の純資産 | -28.7 | ||
非金融法人企業の純資産 | -296.0 | ||
家計の純資産 | 1,030.1 | ||
民間非営利団体の純資産 | 36.0 | ||
純資産合計 | 251.5 | ||
資産合計 | 5408.8 | 負債・純資産合計 | 5408.8 |
対外資産 | 549.8 | ||
対外負債 | 301.0 | ||
対外純資産 | 248.8 |
上記BS(バランスシート)に馴染みのない人には少し分りにくいかと思いますが、家計の金融資産は1400兆というのは借金を差し引いていないので実質的(純資産)には1000兆円位。
国家の実質的(純負債)な借金は1000兆ではなく500兆ほど…詰まり、マスコミや経済ジャーナリストはミスリード、若しくは間違えた数字の元で議論している…正確な数字の元で議論すればその根底が覆される。
◇尚、上記は固定資産はカウントされていない純粋な金融資産。詰まり、土地や建物、企業の商品を鑑みれば金融機関や企業の純資産は当然プラスになります。この辺りを説明すると一冊の本が出来る位の膨大な量になるので割愛します。
さて、それでも、やはり日本人は貯蓄のパラドックスに陥りやすい傾向がある。
消費を抑えるから、売り上げが上がらない⇔民間企業は設備投資を控えて借金をしない。この悪循環の潤滑油として肩代わりに国や金融機関は借金をしないと駄目な訳だ。
だから、三橋氏の言わんとする国債発行によるインフレターゲット理論は表面上、強ち間違っていない。
ところが株式や国債が金融資産にカウントされている以上はそれが暴落して時価評価すれば200兆位の純資産は直ぐに失う。そこが彼のリフレ理論の決定的な過ちだ。