終身保険というのは使い勝手がいいですね。

詰まり、契約さえして保険料だけ納めておけば被保険者に万が一の出来事がいつ起きても支払われますし、寿命で亡くなっても保険金は支払われます。まさに終身期間に適用されます。
また、解約返戻金が払い込み終了後も運用されて積み上がりますから、年金など安定した収入があれば解約返戻金を利用して老後資金などに当てられます。

以下、ソニー生命より抜粋

終身保険

終身保険は、保障が一生涯続きます。このため、何歳で亡くなられても、保険金が支払われます。将来保障が必要ではなくなった時には、解約返戻金を老後資金など、多目的に利用できます。相続税や葬儀費用など、いつか必ず発生する支出をカバーしたい時にも有効です。

終身保険グラフ

終身保険は「必ず発生する費用の確保」のために

終身保険は保障が一生涯続く保険のため、いつかわからないものの一生涯のうちに必ず発生する費用を確保するという目的に適しています。たとえば相続税や葬儀費用など、親族が亡くなったときに必ず発生する支出が一例に挙げられます。

また、老後を迎えるまでは保障を確保し、その後、年金や介護保障などに移行するといった利用もできます。


但し、問題なのは終身保険に特約で定期保険や医療保険が付与されている場合に、特約は通常短期間更新なので保障を確保するために解約返戻金の大半を使って定期保険を購入する形を勧めてきます。
下取りと言いますが、定期保険の満了と共に解約返戻金は全くなくなってしまうので、結果的にトータルでは小さい額の終身保険が残るだけになります。

詰まり、一生で1000万位保険料を掛けても、保険料払い込み終了の65歳位までに何もなければ800万位は捨て金になるという事実ですね。だから、生保が儲かるのは当たり前で国内の主要都市のメインストリートの大きなビルの大半が生命保険会社な訳です。
これは金融ビッグバンで外資が参入した事によって、この様な方法が詐欺に近いということで日本の生保の販売方法が覆されていきました。

然しながら、未だにこの様な掛け方をしている契約者が多いのも事実で一度、信頼できるファイナンシャルプランナーなどに保険の見直しを依頼してみるのも手かと思います。