マニアックな読者の皆様、お早う御座胃が痛い今日この頃(Newversion)🌞

 

なんや知らんけど、昨今の相場が金利上昇に振り回されてボラが大きい為に欧州拠点との遣り取りが多くなり、睡眠不足と手術の後遺症で疲労困憊+満身創痍…_("_´ω`)_ペショ

 

さて、HedgeFundに寄る米国債の投げ売りや仕掛け的なMOVE(長期国債VIX指数)の買い上がりが収まり1.4%程度まで長期金利が下落して、それを格好の材料にCTAやクオンツファンドの買い上がりで米国主要3指数は大幅反発(続伸)…但し、実質マイナス金利は−0.8%程度迄上昇し、仮に長期金利が0.2%上昇しただけでも再び資金需要が高まるので、インフレ抑制懸念から鼬ごっこで相場は乱高下を伴う事になる。

 

長期金利上昇懸念を払拭したいFRBだが、今後の言動には留意が必要だ

間違えても「米国の経済は力強い回復を見せている」とは言わない筈だ。

 

実質金利上昇の危うさに関しては豊島逸夫氏が的を射た解説をしているので、御参考頂きたい。

低金利水準だからこそ、少し長期金利が上昇しただけで実質金利がプラスに転じるリスクがある訳だ。

 

名目金利と実質金利の関係を充分に理解していないと、それが及ぼす株式市場への影響を見誤る。

余りにも簡略化した解説だが、基本的にはこの構図を覚えて於けば、充分であろう。

 

3月は年度末と言う事も有って、機関投資家の利益確定売りや企業の持ち合い株解消に伴う売りに加え

月末には(決して下落要素とは限らないが)ファンドのリバランスが有る為に下押し圧力が強まる時期だ。

それ以上に大きなイベントであるのが、四半期に一度のMajorSQであり、年度末に重なる事に寄って来週3/12のSQ日の前々日からロールオーバーが始まり、思惑から相場は乱高下するケースが多くなる。

但し、日経ダウに関して昨年秋に比べ空売り比率(及び裁定売り残)が一気に減少したとは雖も、依然として売り長で需給は良好な為に、上記記事内でも触れられている様に仮に目を付けている銘柄が明らかにValuationに比べ過小評価になった場面では大きな押し目買いのChanceになると考えていいだろう。

 

そろそろ時間がなくなってきたので、本日の日経ダウ予想レンジだけ示しておきます。

 

言わずもがなで、米国主要3指数の大幅上昇を受けて今日に限ってGapUpで寄り付くのは想像に難くない。

また、為替も106円/$後半まで円安ドル高が進行しているので、輸出企業にとっても追い風になる。

但し、行って来いの往来相場(乱高下)が継続している事には留意が必要で一喜一憂は禁物である。

 

本日の日経ダウ予想レンジ 29,800~30,150円 ドル円 106:30~106:90円

 

【引け後雑感】2021/3/2 16:10追記

 

本日の日経ダウは買い板が厚くなって来たMOVE (恐怖指数)の高止まりが長期金利の不安定材料になり

それを受けた欧米市場時間外先物が軒並下落し上海指数を始めアジア市場も軟調に推移した事で薄商いの中で投機筋に寄る日経ダウ指数先物の売が裁定売りを誘って特に日経ダウ寄与度の高いNTTデータやファストリが重石になり総じて軟調だったが、個別で見れば日経ダウ寄与度の低いSUMCOやTOTO及び日経ダウとは無縁のジャスダックのフェローテクは高値を試す展開を演じており、個別では逆行高のものも散見されて決して日本市場全体が弱含んでいる訳ではないので、過度な心配は要らない。

投機筋のOption攻防で買い方が日経ダウ30000円を達成した事で、日経ダウ寄与度の高いTrendfollowの対象になって行き過ぎたValuationで推移していたファーストリテイリングが大きく下げた事に寄って日経ダウ指数連動型の相場が健全化されつつ兆候が見え、本格的な個別業績相場に入ると考えられる。

 

但し、冒頭でも述べた様に3月は年度末に寄る(需給を伴う)特殊要因が多く、荒れたボラタリティーの高い相場展開が暫時継続するので、慌てずに個別物色で押し目を拾うのが賢明な選択になるであろう。

また、本日は先物主導の先物売りに伴う裁定売り残が増加したので、来週金曜のMajorSQ通過後の日経ダウの下値は限定的になると考えるのが妥当である。どの道個別銘柄さえ間違わなければ心配はない。

 

本日も夕方からZurichとのRemote会議が有るので、中途半端ですがこの辺りで終えたいと思います。

 

◆最後に本日の一曲を ’70年代後半にBreakしたStudio musician集団 Foreigner の大ヒット曲をUp ヘッドフォン

 

Foreigner - Double Vision (With Orchestra)0:55s~

Vocal がLou Gramm じゃないのが残念だが、完成度の高い’18年Live版を…

 

Double Visionは直訳すれば複視だが、薬をやってハイになり、幻影が見える状態の事だろう。

「この曲を聞いていると元気が出まっせ」「ほんまかいな?総会屋?あぁ~こわっ」(意味不明)

 

3月は需給に寄る特殊要因が絡む思惑からかなり荒れた展開が予想されますが、冷静に対処しましょう。

特にMajorSQ迄は、クオンツ系HedgeFundや機関投資家がに寄るロールオーバーが進むのか否かで大きく上下に振れるので慌てる事も有るでしょうが、好需給の中で大崩れする心配はないでしょう。naniwa335

 

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