マニアックな読者の皆様、お早うございま水曜日(お早うって、もう、夕方やん?)

 

すんません、このところ公私共に忙しく、昨日も終業後の8時過ぎから25日に招かれたXmasConcertに向けての最終音合わせを終え帰宅後に日本市場程酷くはないものの、既に閑散としているNYSEの推移を見ながらZurichの伊Fund Managerと一波乱では済みそうにない来年の株式市場の投資戦略を練っていた為に、「鉄矢何ばしょうとかいな」ちごた徹夜になってしまい、先ほど起きたばかりです。

本日は久々の平日休みを取り事務所は部下に一任して時間ができた為、手短に更新します。

夕方からは妻に任せっぱなしの庭の紅葉(落ち葉)の掃除を手伝おうと思いますが…(;'∀')

 

一昨年剪定後の本庭(今日は中庭の掃除…💦)

 

前置きが長くなりましたが、溜まっていた質問の中から抜粋したイールドカーブ及び長期金利の動きに関して簡単に触れたく思います。遂にテーパリングに舵を切った事から俄かに米国長期金利動向が注視されてきました。一般投資家さんには余り馴染みがないであろう本来は重要なフラットニング(長短金利平坦化)に関しての内容ではありますが、興味のない方はthroughして下さい。

相当、難解とは思いますが、1:2を理解した上で最も重要な結びの3を熟読して下さい。

 

要は、時に中銀の極度な政策転換にによって稀に発生する逆イールドカーブも相場波乱の要因になりますがフラットニングが一定期間続いた後(若しくは連日継続した後)には徐々に異変が起こり、数か月後にFlash Crashが発生する公算が極めて大きくなるという事です。

それ故に(ジレンマの中で)FRBの政策のかじ取りが非常に困難になってきているのは確かである。

但し、政策金利の利上げをしても2%程度で歴史的には低水準な事と利上げスピードが緩やかであれば逆に実体経済を伴った相場形成がなされるので、一時的にはQTに踏み切るタイミング如何で相場の波乱要因になるにしても過度な悲観も現段階では不要かもしれない。

(上昇するか下落するかどちらにしても現段階での予断は禁物である)

 

ジレンマの中で難しいハンドリングを迫られるパウエルFRB議長

 

最悪のケースでは、オミクロンでパンデミックが終焉しても経済再開の遅延は免れず、世界中が一斉に脱酸素政策に舵を切った事が仇になって悪しき不況下のインフレであるStagflationに陥ってしまいフラッシュクラッシュどころでは済まないだろうが、一方でスクラップ&ビルドの観点から言えば経済が一旦危機に陥ってもその後短期間にV字回復する可能性も否めない。

 

どちらにしても2022年は実体経済の回復が遅れる中で世界株式市場(特に米国市場)も史上稀に見るボラタイルな展開が予想される。

(但し、一定のフラットニングはハイテクグロースには優位に働く)

 

※ハイテクグロースというのはGAFAMやNasdaqの米国株式等の事を指し、一部の東エレやSony等の国際優良銘柄を除いて流動性や時価総額が相対的に劣る日本株には必ずしも当て嵌らない事には留意が必要である。またそういう意味では日本と同様ユーロストックス50のPerformanceも悪化する懸念が拭えないのも事実である。

21世紀に突入してからGlobalizationによる不確実性(弊害)が急激に高まり、世界中で様々な類のリスクが取り巻く環境下では資金を何処に振りむけるか悩ましいところである。

 

止むことのない人間の欲望を満たす手段(近道)である金融資本主義を追求した挙句に行き過ぎた物質文明から一定の節操を維持できる程度の精神文明に立ち返る時期を逸したターニングポイントが世界中が経済発展目的で安易に受け入れてしまったGlobalizationの波であった様に思える。

 

◆オプション取引に関しての質問が最も多いのですが、非常に難解で説明にも時間を割く事になるので可能なら、来年の1月下旬にでもお答えしたいと思います。(約束はできない旨ご容赦下さい)

 

※追記 尚、頂いた質問に関して当ブログ記事にて抜粋してお答えするのは吝かではありませんが今期Retireに向けて多忙を極め時間が取れないために、恐縮ですが一旦打ち切らせて頂きます。

 

さて、日が暮れない内に庭掃除を手伝おうと思いますので、この辺で失礼します。naniwa335

 

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