「虎に翼」第32回~第7週「女の心は猫の目?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第32

第7週「女の心は猫の目?

 

 

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(ふすま越しに立ち聞きを

しているはる)

 

**********

 

花江) 2人きり、それがいい

 っておっしゃったの?

 

(回想)

花岡) できれば、2人でやらないか?

寅子) 花岡さんはそれでいいの?

花岡) ああ、それがいいんだ。

 

花江) やだ~! ねえ、えっ、どう

 するの? 何着ていくの?

寅子) 仕事のあとだからいつもと同じ。

花江) せっかくならお休みの日に

 会えばいいのに。

寅子) 花岡さんがなるべく早く

 会いたいって。

花江) やだ~! フフフ!

 えっ・・・えっえっえっえっ・・・。

 ねえ、どうする? もしプロポーズ

 されちゃったら。

寅子) ないない。

花江) そうかしら? じゃあせめて

 口紅くらいしていったら?

寅子) だから仕事があるんだって。

花江) 虎ちゃんて本当殿方のこと

 が分かってないのね。いつもと違い、

 今日の寅子さんは、紅をつけてい

 る・・・そういうささいなことにお気付

 きになりそうな気の利いた殿方な

 んてほんの一握りなんだから。

 

**********

 

直道) ああ~っ! ああ~っ!

(一握りではない直道)

 

**********

 

(通りを歩く寅子に、

通行人がぶつかる)

(転んだ寅子の前にアベック)

(目を奪われる寅子)

 

あまりに花江がもり立てるので、

何だか意識してしまう寅子です。

 

**********

 

(洋裁の本を広げ、花江とはるの

監視のもと、清楚なワンピースを

縫う寅子)

はる) あっ、ち・・・違う・・・。

花江) ちょっと・・・あっ、裏・・・

 何で裏?

寅子) えっ? どういうこと?

花江) ト・・・トラ・・・ちょっ、貸して!

寅子) 何? あっ、やだ、危ない。

 やだ・・・。

 

**********

 

(おやつを手に、婦人雑誌を

広げた事務所の常盤)

常盤) 「産めよ増やせよ国のため」。

寅子) こちら、ご確認ください。

雲野) うん、ご苦労さん。

 そこ置いといて。

寅子) はい。

(清楚なワンピースを着た寅子)

(フレアな裾をふわりと揺らしてみる)

雲野) まだ、何か?

寅子) いえ。

(口紅もいつもより濃い目)

寅子) 岩居さん。

(フレアな裾をふわりと揺らす)

岩居) 何?

寅子) いえ。

 

彼らは、花江の言う一握りの

男ではないようです。

 

(常盤が近づく)

常盤) 猪爪さん。

 今日このあと何か、お約束でも?

寅子) あっ、はい。大学の同期が

 一足先に修習を終えて、裁判官

 になることが決まったのでその

 お祝いに。

常盤) ああ、そう、だからなのね。

 ウフッ、フフフッ・・・。

(「はて?」の顔になる寅子)

(雲野も「はて?」と首をかしげる)

 

**********

 

(法曹会館のラウンジに入る寅子)

男性) コート、お預かりいたします。

寅子) ありがとうございます。

(花岡の待つテーブルへ向かう

清楚なワンピースを着た寅子)

寅子) ごめんなさい待ったかしら。

花岡) ううん、俺も今来たところ。

寅子) そう。

花岡) その服とてもよく

 似合ってるよ。

 

出た、一握りの男!

 

花岡) 座ったら?

寅子) あっ、うん。

 

**********

 

(グラスをあわせ、ワインを飲む)

寅子) 本当は別の場所でお祝い

 したかったんだけれど、私、お店

 といえば竹もとくらいしか知らな

 くって。

花岡) 俺も同じようなものだよ。

 それに一度ここで食事をして

 みたかったから。

寅子) 実は私もそうなの。

 ちょっと大人になった気分。

花岡) もうとっくに大人だろ。

 身の回りでも、所帯を持った者

 がほとんどじゃないか?

寅子) そうだけど、

 まだ半人前だし・・・。

 私たちの道は、

 まだ始まったばかり・・・。

 というか、私なんてまだ始まって

 もいないというか、やめていった

 仲間たちのためにも、私も早く、

 たくさんの経験を積んで、立派な

 弁護士になりたいわ。

花岡) そうか。

寅子) とにかく、今日はここでの

 初めての食事が花岡さんとで

 私とってもうれしいの。

花岡) ずるいよな、猪爪は・・・

 そういうことをさらっと言って

 のけるから。

 実はさ、春から佐賀地裁に

 赴任することになった。

寅子) そう・・・。

 じゃあお父様のお近くに?

花岡) ああ、父も喜んでくれたよ。

 何だかんだ言って、一人で寂し

 かったんじゃないかな。

寅子) それはよかった。

 でもなかなか、会えなくなるわね。

花岡) そうだね。

(食事を続ける寅子)

 

**********

 

<街灯のともった噴水の公園>

寅子) お昼休み、さみしくなるわ。

花岡) 駅まで送っていこうか。

寅子) ううん、ちょっと事務所に

 戻ってから帰る。

花岡) そうか。

(立ち止まる2人)

(互いに前を向いたまま動かない)

寅子) じゃあ、気を付けてね。

 お互い、頑張りましょうね。

(手を差し出す寅子)

(その手を握る花岡)

花岡) ありがとな、猪爪。

(笑って頷く寅子)

(手を離す花岡)

花岡) じゃあ、また。

寅子) うん。

(目で追う寅子)

寅子) またね! 

 体に気を付けてね!

(振り向かず、右手をさらり

とあげ、去って行く花岡)

 

**********

 

昭和十五(1940)年・春

 

昭和15年。

成績優秀な直明は、

帝大入学を目指すため、

岡山にある進学校に入り、

寄宿舎生活をすることに

なりました。

 

直人) 直明お兄ちゃん!

直明) 休みには帰ってくるから。

直道) 寂しくなるなあ。

直言) (泣)

 

年がいってから出来た子供

への思いは、なみなみなら

ぬものが、あるようです。

 

はる) 花江さん、よろしくね。

花江) はい。

直言) 気を付けてな。

直明) お姉ちゃんも頑張って。

 応援してる。

寅子) 出来た弟だこと~!

 フフフフフ。

 

**********

 

別れもあれば、

出会いもあります。

 

<雲野法律事務所>

寅子) ただいま戻りました。

常盤) あっ、お帰りなさ~い。

寅子) ええっ! ええ~っ!

岩居) うるさいな!

寅子) えっ! 

 何で、どうしてよねさんが!?

岩居) ちょっと! あっ!

寅子) もしかして、

 高等試験に合格なさって。

よね) 落ちた。

雲野) この前依頼主に連れられて

 行った、上野のカッフェーでばった

 り会ってね。勉強がてら、時々

 手伝ってもらうことにしたんだよ。

寅子) そう、なんですか。

雲野) あれ? 2人は、

 仲いいんじゃないのかい?

寅子) 照れ屋さんなんです、よね

 さんは。 怖い顔してるのも照れ

 隠しなのでご安心を。

よね) やめろ!

岩居) うるさいな!

寅子・よね) すいません。

雲野) あっそろった。ハハ、

 ほらほら。仲いいんじゃない。

 

**********

 

轟) そうか!

 お前まだ勉強続けてたのか!

よね) 当たり前だろ、なめてんのか。

轟) 何だその口のきき方は!

寅子) ほらほらケンカしないで。

 私も轟さんも、喜んでるのよ。

 花岡さんも佐賀に行ってしまったし。

よね) そうだったのか・・・ふ~ん。

寅子) ん?

よね) もういい、この話はやめだ。

寅子) はて?

 

**********

 

その後、寅子は、

残り半年の修習を終えて・・・。

 

昭和十五(1940)年・十月

 

ラジオ) 「国民総動員体制が発せ

 られて以降、政府は、国民一人

 一人が、銃後も戦場の覚悟で、

 これに当たることを強く求めて

 おります」。

 

**********

 

(寅子の手に、名刺)

寅子) 弁護士、猪爪寅子。

雲野) 君も晴れて、一人前の

 弁護士になったわけだ。

 おめでとう。

寅子) ありがとうございます。

(拍手)

常盤) 猪爪先生。

 

正式に、弁護士資格を

手に入れたのでした。

 

(拍手)

寅子) 先生。ハハッ。

 

**********

 

直言) で か し た。

 でかした。

(「初の女性弁護士誕生」の記事)

 

**********

 

晴れて弁護士になったとはいえ、

修習の時とさして、状況に変わり

はありません。

 

男性) 本当に申し訳ありません!

 まとまった金が、入ったら、必ず

 お支払いしますから!

(差し出された大根を前に、

泣きそうな顔の雲野)

雲野) いりませんよ。容疑が晴れ

 ただけで十分じゃないですか。

男性) ありがとうございます!

 ありがとうございます・・・!

雲野) いやいやそんな・・・。

岩居) 今月は、諦めよう。

寅子) はい。

常盤) はい。

 

**********

 

雲野) すまない!

 今月の給料、あと、10日ばかし、

 待ってもらえないだろうか!

 

雲野先生は、困っている貧しい

人の依頼を、どんどん受けてし

まうので、こんなこともしばしば。

 

雲野) ありがとうね。

 

**********

 

かくなる上は、名実ともに、

女性初の弁護士になるために、

早く事件を担当して、

法廷に立たなければ。

 

雲野) 私、所長の雲野六郎と申

 します。そして、今回ご依頼を、

 担当いたしますは・・・。

寅子) 弁護士の、

 猪爪寅子と申します。

 よろしくお願いいたします。

男性) えっと・・・別の方にお願い

 してもよろしいでしょうか?

寅子) はて?

雲野) 岩居君。

岩居) はい~。

 私弁護士の岩居と申します。

男性) よろしくお願いいたします。

岩居) あっ、どうぞ座って・・・。

(笑い声)

 

**********

 

<竹もと>

よね) なにが別の方だ!

 女が嫌だって言え、あほ!

 (ため息)

 雲野先生も雲野先生だ。

 あそこでなぜ依頼主の要望を

 のむんだ。ふざけるな!

寅子) きっと、頼りなさそうに

 見えたのよ、私が。

よね) だからお前は甘いんだよ。

 このままじゃお前、一生

 法廷に立てないぞ。

 

よねの予言は的中して・・・。

 

**********

 

<事務所>

男性) 女? 勘弁してくれ!

 

男性) わしは、

 雲野先生にお願いしたい。

 

男性) ほかの事務所を当たります。

 

来る日も来る日も、

依頼人に断られる寅子です。

 

(「はて?」を通り越して、

泣きそうな顔の寅子)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

結婚十訓 厚生省制定

一、父兄長上の指導をうけよ

二、自己一生の伴侶として

 信頼出来る人を選べ

三、健康な人を選べ

四、悪い遺伝のない人を選べ

五、盲目的な結婚を避けよ

六、近親結婚は成るべく避けよ

七、晩婚を避けよ

八、迷信や因習にとらわれるな

九、式の当日結婚届を

十、産めよ殖やせよ国のため

 

はて? のオンパレードだよね・・・。

 

 

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