「虎に翼」第33回~第7週「女の心は猫の目?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第33

第7週「女の心は猫の目?

 

 

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ラジオ) 「日独伊三国条約は、独都

 ベルリンにおいて、無事調印を終わ

 り、ここに、世界新秩序の旗幟は、

 高く掲げられるに至りました。また

 これに応じ、麹町外務大臣官邸で、

 意義深い、条約成立の祝賀会が、

 盛大に挙行されました」。

 

**********

 

寅子) ただいま帰りました。

花江) お帰りなさい。

 ねっ、トラちゃん、いいところに。

 

**********

 

寅子) 稲さん!

 

花江の実家で長年働いていた

女中の稲さんが、田舎の新潟

へ帰ることになり、今日は、

挨拶に来ていたのです。

 

稲) ご時世柄、これから贅沢も

 できないようですし、私も、年で

 すので、奥様とお話ししまして、

 おいとま頂くことにいたしました。

花江) さみしくなるわ。

はる) 花江さ~ん。

花江) あっ、は~い。ちょっと失礼。

稲) 寅子さんは、確か、弁護士

 先生になられたとか。

寅子) はい。

(寅子の名刺を手にする稲)

稲) 寅子さん、全ては、

 手に入らないものですよ?

寅子) えっ?

稲) 今お抱えになってるものが、

 女の幸せより、大事なものなの

 かどうか、ここいらで、一度振り

 返ってみてはいかがでしょうか?

寅子) 稲さん?

稲) どうか、お許しを。

 

稲さんの言うとおり、

寅子は来る日も来る日も、

依頼人に断られ続け、そんな

日々が、翌年の秋まで続きました。

 

**********

 

昭和十六(1941)年・九月

 

寅子) 弁護士の、

 猪爪寅子と申します。

 よろしくお願いいたします。

女性) すみません。男性の方に

 弁護をお願いしたいのですが。

雲野) 岩居く~ん。

岩居) はい~。

(広げた新聞で泣きそうな

顔を隠す雲野)

 

**********

 

女性) では、よろしく

 お願いいたします。

雲野) お願いします。

(依頼人を見送る一同)

寅子) 先生、私ってそんなに

 頼りないですか?

雲野) まあ、結婚前のご婦人に

 頼みたいのは、弁護より、お酌

 だろうな。まあそのうち機会は

 来るさ。君は優秀だし。

寅子) 行き遅れた私には、

 信頼がないと?

雲野) えっ・・・いやいや・・・誰も

 そんなことは言ってないだろう。

 なあ? ああごめんなさい。

 

**********

 

<竹もと>

(かき氷を食べる3人)

よね) なにがお酌だ、

 あのジジイ!

 弁護以外の価値観は、

 明治のままか!?

寅子) ご婦人に断られた

 のは、さすがにね・・・。

轟) うあ~っ!

よね) 何だよ急に。

轟) そんな中、大変言いにくいが、

 致し方ない。ついに決まったぞ。

 久保田先輩が、法廷に立つ!

 

**********

 

日本で、初めて婦人弁護士

が法廷に立つ。そのことは、

大きな話題となりました。

 

(記者に囲まれた、

法服姿の久保田)

(轟を見る錦田)

錦田) 案ずるな、お前にもすぐ、

 機会が巡ってくる。彼女はいわば、

 我が錦田法律事務所の、そして、

 ご婦人方の希望なのだ。

(遠巻きに見ている寅子とよね)

 

よかった、という気持ちと、

羨ましいという気持ちが、

ごちゃ混ぜの、寅子です。

 

**********

 

久保田が担当した訴訟は、

代議士である、安岡一豊が、

妾に生ませた子を、

実子として戸籍に入れた

ことに関するものでした。

 

久保田) 大正7年、夫である安岡は、

 妾であった和泉キヌに生ませた子、

 絹枝を、嫡出子として、安岡自らの

 戸籍に入籍させる旨を届け出た。

 間違いございませんか?

(笑う裁判官)

裁判官) (せき払い)

 被告は、答えるように。

安岡) はい。

(笑い声)

 

**********

 

(法廷を出た、寅子とよねと轟)

よね) 判事のやつら、いちいち

 ニヤニヤしやがって。

轟) 若い久保田先輩が代議士

 先生を呼び捨てにするのが

 面白いんだろ。

(寅子たちを見る笹山)

笹山) 何だか、面白みの

 ない裁判だったねえ。

(竹中とカメラマンも

法廷から出てくる)

竹中) おう。あんたらもさすがに

 感じてんだろ? 世の中の流れ

 に、自分らが利用されてるって。

 ハハハハハ。男どもは徴兵され

 てどんどん戦争に行く。社会機

 能を維持していくためには、これ

 から女性がさまざまな役割を担

 わなければならなくなる。挙国

 一致の総動員体制。お国のた

 めに、輝かしく法廷デビューした

 ご婦人弁護士様。ハハハハハ。

 行くぞ。

カメラマン) でもまだ・・・。

記者) 久保田さんは確か最近

 ご結婚されて、ご懐妊されて

 いるとか。

久保田) はい。

錦田) 事務所一丸となり、今後も

 弁護士としての、そして、よき妻

 であり、母としての久保田君を、

 支えていく、所存であります。

 ハハハハ・・・。

 

**********

 

(今ひとつ腑に落ちない顔で
階段を下りる3人)

よね) だんごでも食って帰るか。
寅子) そうね。
奈津子) キャッ!
花岡) あっ、大丈夫?
奈津子) ごめんなさい。
花岡) 大丈夫ですか?
奈津子) はい。
花岡) よかった。行きましょう。
奈津子) はい。

(振り返って固まった寅子たち)
(カバンを落とす轟)
花岡) あ・・・久しぶり。
 どうしたんだい、みんなそろって。
寅子) あ・・・ああ、今日久保田
 先輩が初めて法廷に立たれた

 ので、みんなで見に来ていて。

花岡) こちら、小高奈津子さん。

 僕の婚約者だ。

奈津子) 初めまして。

花岡) 父の知り合いの紹介で知り

 合ったんだ。生まれ育った場所も

 近くてすぐに意気投合して。

奈津子) ええ。

花岡) 仕事で、東京に来る用事が

 あったんでね、先輩たちに彼女を

 紹介しに来たところなんだ。

寅子) 花岡さん。

 ご婚約、おめでとうございます。

花岡) ありがとう。

 約束があるので、これで失礼する。

(爆発寸前の顔で、

花岡を目で追う轟)

(寅子を見るよね)

(スンっとした顔の寅子)

 

**********

 

<竹もと>

よね) だから佐賀について

 いけばよかったんだ。

寅子) 私は別に・・・。

 私には私のやりたいことが

 あるんだから。

よね) じゃあそんな顔しないで食え。

寅子) うん。

(おしるこを食べる寅子)

 

**********

 

女将) ごめんなさいね。

 ご時世柄お品書きを減らさ

 なくちゃならなくって。

寅子) いえ、おしることっても

 おいしかったです。ねっ?

轟) おう。

店主) よかった。

女将) この店は私たちの

 生きがいだからね。

 できるだけ続けられるよう、

 やれることは何でもやる

 つもりだから。だから、また

 寄ってちょうだいね。

よね) もちろんです。

女将) ありがとう。

店主) ありがとう。

 

**********

 

<猪爪家>

直言) きっとしょげてるだろうなあ、

 久保田さんに先を越されて。

はる) どうでしょう。

直言) トラは一番に、異様な

 こだわりがあるから・・・。

 俺もここに貼りたかったな~。

 「弁護士、猪爪寅子、ご婦人と

 して初めて法廷へ! 堂々

 弁護!」みたいな。

はる) 順位を競うものじゃないでしょ。

 そんなことを気を病んでたら、立派

 な弁護士先生になれませんよ。

直言) とかなんとか言って、寅子の

 好物ばっかり作ってるじゃないか。

はる) たまたまですよ、

 たまたま。はっ!

直言) びっくりした! 

 おおお帰り、トラ。

はる) 帰ってきたなら、

 挨拶ぐらいしなさい。寅子?

(神妙な顔の寅子) 

(床にひれ伏す)

寅子) お願いします!

直言) トラ?

はる) ちょっ、な・・・何?

寅子) 「今更そんなこと言って」とか、

 「ほら見たことか」とか言われるの

 は重々承知でお願いいたします。

 私にお見合い相手を、探していた

 だけないでしょうか?

はる・直言) はあっ!?

はる) あなた、今、何て?

寅子) ですから、私に、お見合い相

 手を探してただけないでしょうか?

直言) ずっとつらかったんだな。

寅子) まあ、今日がいろいろと、

 とどめの一撃ではありました。

直言) うん、分かった。父さん

 が見合い相手を探してくる。

 だから、明日にでも、事務所に、

 辞表を出して。

寅子) はて? 辞表?

直言) だから、やめるんだろ?

 弁護士。だから、見合い相手を

 探してほしいと。

寅子) 私弁護士をやめる気

 なんてありませんよ?

直言) へっ?

はる) でもあなた、

 お見合いするって・・・。

寅子) 分かったんです。本当に

 心底くだらないとは思いますが、

 結婚しているか、してないかとい

 うことを、人間の信頼度を測る

 物差しとしてお使いになる方々

 が非常に多いということを。

 だから。

はる) だから。

寅子) 立派な弁護士になるために、

 社会的信頼度、地位を上げる手段

 として、私は、結婚がしたいんです。

 お願いします!

(立ちくらみがしそうなはる)

直言) はるさん、どうかトラを、

 怒らないでやってくれ。

 こんなに思い詰めるまで

 悩んでいたんだよ、

 かわいそうに。

はる) あなた、花岡さんは

 どうなったの?

寅子) 花岡さんは、とってもおき

 れいな方とご婚約されました。

(クラッとするはると直言)

はる) そう・・・。

寅子) どなたでも

 構いませんので!

はる) どなたでもいいわけがあり

 ますか! 親として、寅子にとって

 最大限の、よい方を探します。

直言) はるさん。

はる) 理由はともかく、あなたが

 結婚の決意をしてくれたこと親と

 して非常にうれしい。ねえあなた。

直言) お・・・おう。

はる) 私たちだって、いつまでも

 生きていられるわけじゃない。

 生涯を支え合う相手があなたに

 だって必要です。

寅子) はい。

はる) 着替えてらっしゃい。

 ごはんにしましょう。

寅子) うん。

(涙を浮かべ、微笑みあう

はると直言)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

は・な・お・かぁあ~~~~~~!

コラァ~~~!!(怒!怒!怒!)

結婚を希望する寅子・・・。ファイト!

シンクロしてよろめく両親に、萌え。

 

 

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