新生児のカルテの破棄と、刑事罰について。 | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【オンライン処方】

 

DHEAは再開しました

  

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匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
  
 

 

〈生殖関連の裁判例〉

 

2回流産歴がある、

不育症女性

 

妊娠32週で、

大量出血破水 

 

緊急帝王切開で出生後、死亡

 

死産扱いにして、

カルテを破棄する。

 

 
   
 

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 

 

 

 弁護士解説:請求額

 

 

てんびん座 今回の裁判例は、

出生翌日に、

新生児が亡くなった裁判です。

 

 

スーツ 慰謝料・逸失利益などの、

夫婦が請求した賠償金については、

ほとんど請求額通りに、

裁判で認められています。

 

 

スーツ しかし、

前回の記事で書いた通り、

逸失利益を、

年収150万円として、

少なく計算しています。

 

 

*逸失利益:本来生きていたら得られた収入
 

 
 

 死亡した本人の慰謝料

 

 

鉛筆 また、慰謝料についてです。

 

 

雲 夫婦の慰謝料は請求していますが、

死亡した新生児本人の慰謝料を、

請求していません

 

 

雲 死亡した本人の慰謝料を、

遺族(相続人)が請求して、

裁判所で認められれば、

遺族(相続人)に支払われます

 

 

スーツ 遺族(相続人)への慰謝料よりも、

通常は、

死亡した本人への方が、

慰謝料は多く支払われます

 

 

右差し どうして、

死亡した本人の慰謝料を請求せず

逸失利益も低く計算したか

裁判例に書いていない事なので、

分かりません。

 

   
 

 カルテを捨てた事

 

 

スーツ また、Y病院では、

今回生まれた新生児のカルテを、

破棄しています

 

 

右差し つまり、

出生以降の新生児の、

治療経過の記録が残っていない

という事になります。

 

 

スーツ 裁判でのY病院の説明では、

夫と相談の上、

新生児を死産扱いとすることにした

その後、

新生児のカルテを処分した

ということでした。

 

 
 
 

 カルテ破棄と刑事罰

 

 

スーツ 医師法24条2項では、

カルテ(診療録)は、

5年間の保存義務が定められています。

 

*最終診療日から。

 

 

てんびん座 これに違反した場合は、

医師法33条の3第1号により、

50万円以下の罰金

刑事罰に処せられます。

 

 
  

 夫婦側の弁護士の主張にない

 

 

てんびん座 このようにカルテの破棄は、

刑事罰がありますが、

夫婦側の弁護士は、

どう夫婦に説明したか分かりません

 

 

スーツ 事件化されていて、

刑事罰を受けていれば、

裁判例にも、

何かしら記載される事が多いですが、

記載がありません

 

 

スーツ また、今回の裁判上でも、

カルテの破棄についての主張は、

特段、夫婦側の弁護士は、

触れていません。

 

 
 
続きます。
 
解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

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Tel:03-6416-1595

 

E-mail:

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文・イラスト:理事 岩城桃子  
 

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