昨日、日本では12年ぶりとなるSkyrunner World Series(SWS)として、新潟県三条市で開催されたMt.Awa Skyraceで優勝することができました!


女子優勝のElisa選手と
Photo: Sho Fujimaki

初めてのワールドシリーズでのタイトル獲得、そしてそれが日本で獲れたというのは本当に嬉しかったです。

レース編は後程、まずはレースを迎えるまでをざっくりとお伝えします。

昨年7月に右前十字靭帯を損傷しましたが、幸い軽度な損傷で済み、10月からランニング開始。
ちょこちょこ膝が痛くなったり11月末にはぎっくり腰になったりもしながらも、日光国立公園マウンテンランニング大会のショート、武田の杜トレイルランニングレースで優勝し、昨シーズンを終えました。

12月末から怪しかったシンスプリントが1月下旬に爆発。
結婚式前(2/9)一週間は一切走らず自転車、水泳のみでしたが痛みは引かず。
そうはいっても翌週からRedBullの体力測定が控えていたので一度トラック練習(10km+1000m)をはさみ、2/14~24でオーストリアへ行き体力測定。
向こうで走ってても痛みが強く、帰国後は山田琢也さんのところで二泊三日でXCスキー合宿。
3/1~9で新婚旅行に行き、二度ほど走りましたが痛みが強く新婚旅行中は15kmほどしか走れず。(キロ5分くらいで)
3/10の立川ハーフにエントリーしていましたがDNS。
ようやくこのあたりから痛みが引いてきましたが違和感は相変わらず強く残っており、特にロードを走ると痛みがあったので、山を走るかトレッドミルで傾斜をつけての練習、そして自転車ばかり。平地の練習は一切せず。
そんな状態でOSJ新城32kに出場しましたが、なぜか大会新記録…

山には山の練習がいいのかな~
でもハセツネ初優勝したときはトラックばっかりだったけどな~

新城後も山ばかりで3/31~4/3は熊本県水上村のスカイヴィレッジを使ってクロカン合宿。
4/11には約2ヶ月ぶりのトラック練習。
4/13は山での最終調整としてRuy's Loop(2.5km 300mD+)を6周。
このすべてのラップが昨年の怪我の前のときの練習を上回っていたので登坂力の成長を感じました。

4/15はハイテクタウンの低酸素室でレースを想定したトレッドミル。
最初の5kmは傾斜なしで3'20"/km、そのまま30分間傾斜15%、9km/h、最後は傾斜なしで3'00"/kmで2分間。
この練習がそのまんまレースで活きたわけですが…
4/17にSports Science LabでVo2MAXを測定しがてら心肺に負荷をかけ、あとは調整ジョグ。のつもりでした。

レース三日前にコース変更がアナウンスされ、33km2400mD+⇒23km1600mD+に。
高速レースになると思ったので、二日前刺激としてロードで2km+1km。試走するつもりだったからロードシューズはなく、トレイルシューズで6'09"-3'08"。
1kmの400の通過が68"でペース落ちてないのに3'08"というのはあまり信用ないですが、心肺に刺激が入ったのでOK。

そんな感じでレースを迎えました。
なので練習が継続できてないなりに仕上げたという感じ。
ヨーロッパ勢もまだまだ体は仕上がってない。
スキーシーズンが終わったばかりでまだほとんど走る練習をしていなくてこのリザルト。
これからのレースが楽しみです。