Skyrunner® World Series第9戦『Royal Ultra Sky Marathon』に参戦しました。

Photo by Ian Corless

イタリア・グランパラディーゾ国立公園を舞台に2年に一度開催されるこの大会。テレッチョ湖をスタートしチェレゾーレ・レアーレがフィニッシュとなる、
距離55km
Ascent 4141mD+ 
Descent 4504mD-
のワンウェイコースのレースです。


レース一週間前に残雪が多いため軽アイゼンが必携となるとの連絡があり、バルセロナのアウトドアショップで急遽購入。

大会バスでスタート地点へ移動し、朝6:30にスタート。
ダムの上を走り、トレイルへ。
スタート地点のテレッチョ湖

スタート直後は先頭集団にいたものの、ふくらはぎや足底に張りを感じ、徐々に失速。
最初のピーク手前の急斜面直登(白馬大雪渓と千畳敷カールから乗越浄土にあがる傾斜の中間くらい)が雪のため、アイゼン装着。
コルを越えてからの下りがアイゼン着けたままの岩飛びセクション。
初めての経験に戸惑い、チキり、バンバン抜かれる。
下りもグリップが利かず、攻めれない。
約20kmのAlpe Fogesの手前では12位にまで後退。先頭とは10分差以上。
ようやく体もほぐれてきて、コース最高地点へ向かう登りで攻めに攻める。
しかしその途中にポールが一本折れるも残りの一本で奮闘。
30km地点で3位に浮上。
35km過ぎのColle delle Rocce Biancheで先頭二人を捕らえる。
そこからのダウンヒルで離されるも最後の登りで逆転を信じて猛プッシュ。
2位まで上がるも、先頭がなかなか見えない。
最後のエイド手前で力尽き、再度3位に転落。
なんとか最後の山を登りきり、ダウンヒルへ。
なんとか逃げ切り、トップと約6分、4位と約30秒差の3位でフィニッシュ。

ゴール後はチェレゾーレ湖へダイブ。
気持ちよかったぁ。

Photo by Ian Corless

今回2位以内であれば再度年間ランキングトップに立てただけに惜しいレースでした。でっかいカウベルも欲しかったなぁ…
ただ、今回の遠征の2つの結果から、最終戦次第では年間王者になれる可能性のある位置につけることができました。。
それまでにひとつでも課題を克服し、最高の状態で最終戦を迎えたいです。