Skyrunner World Series第15戦、Sky Pirineuに出場しました。
36km 2600mD+、最初の14km 2000mD+をひたすら登り続け、12km小刻みにアップダウンを繰り返し、10kmがーっと下るコースでした。

ブレブレというのは、レース中の気の持ち方があっちいったりこっちいったりしてました。
今回の一番の目的は、2ヶ月レースから離れていたので最終戦に向けてレース感を取り戻すこと。
でしたが、今回のレースで年間ランキングが大きく変わることはないこともあり、走っている間、

サロモンの選手に勝ちたい。

けど今日は無理することない。

ダニエルに勝たせなければそれで十分。

いつからお前は打算的になったんだ。

いつだって挑戦者だろ。

攻めるのか?

一番の目的はなんだ?

本当に勝たなきゃ行けないのは次だろ。

でも負けたくない。

などと、レース中のメンタルはブレッブレでした。
20kmあたりではまだ見える範囲にJanとStianがいたのでしっかり気を保てていましたが、ちょこっとコースを間違えた隙に二人が見えなくなり、Oriolに抜かれると、ポキッとメンタルが折れ、あとは流せばいいやなどと甘い考えに。

久しぶりのレースだったし、最近は山に行ってない割にはよく走れた方ではあったけど、下りに入って離されてたら追いつけないな、という精神的弱点がはっきりしてしまった。もちろん、下りはこっちの選手に比べて上手くないという自覚はあったし、それを踏まえてこれまでは登りで攻めて貯金を作るスタイルでやってきたけど、今回スタート時の戦略でこれまでの勝てるパターンを捨てたことで走りの収穫以上にメンタルのダメージの方が大きかった。(下りで勝負したいと思っての今回の戦略だったけど、下りに入る前にロストして離されるという残念な展開でした。)

ごちゃごちゃしてきた。
要は、

ハングリー精神が足りなかった。
負けん気が足りなかった。
勝てなくてもいいなんてプロとして失格だろ。

ということです。

このあと出場選手の誰よりも早く最終戦の開催地に入るはず?なので、少しでも下りの良いイメージを掴めるよう念入りにコースをチェックします。

前日のエリート選手紹介で誕生日を祝ってもらいました